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Research Center for World Buddhist Cultures

世界仏教文化研究センター

活動内容

【協力事業】2020年3月7日(土)宗教倫理学会公開講演会「誤れる良心の寛容論」

開催日時
2020年3月7日(土)13:00~15:00(12:30開場)
開催場所
龍谷大学大宮キャンパス清和館3階
講演者

森本 あんり 氏(国際基督教大学教授)

 

 

龍谷大学世界仏教文化研究センター
協力事業のご案内

 

2020年3月7日(土)宗教倫理学会公開講演会「誤れる良心の寛容論」

宗教倫理学会公開講演会
「誤れる良心の寛容論」
2020年3月7日(土)13:00~15:00(12:30開場)
龍谷大学大宮キャンパス清和館3階
講師:森本 あんり 氏(国際基督教大学教授)

 

宗教倫理学会HP
http://jare.jp/activity/category/openlec/index.html

 

ポスター
宗教倫理学会公開講演会 「誤れる良心の寛容論」

【開催報告】2019年12月11日(水)著書出版記念講演会「日・印仏教交流と仏教の近代化」

開催日時
2019年12月11日(水)17:00~19:00
開催場所
龍谷大学 大宮学舎 西黌2階 大会議室
講演者

Richard Jaffe氏(デューク大学教授)

 

2019年12月11日、デューク大学教授のRichard Jaffe氏による講演会「日・印仏教交流と仏教の近代化」を開催した。本講演会は、Jaffe氏の新著Seeking Sakyamuni: South Asia in the Formation of Modern Japanese Buddhism (The University of Chicago Press, 2019) の出版を記念して、当センターとアジア仏教文化研究センターが企画したものである。講演では、19世紀末から20世紀初頭にかけて、南方アジアが日本仏教との重要な接触域として、どう発展し、また日本との経済的交渉が、日本人の巡礼や仏教聖地における学びをどのように育んだかを中心に論じられた。以下、講演の概要である。

 

日本近代仏教史研究において、西洋世界との交流に関する研究が一定数存在するのに対して、アジアとの交流を題材とする研究は相対的に少ない。明治以降、多くの日本人僧侶がアジア諸国を旅した。この頃、日本では諸外国との貿易が盛んであり、それを可能にしたのが海運の発達である。定期船の存在は、僧侶の海外渡航も後押しした。インドやセイロン、シャムなど、仏教のルーツを求めた彼らの足跡は、遺された多くの旅行記などから知ることが出来る。

 

では、彼らの南方アジア歴訪の目的とは何だったのか。一つは仏跡に対する純粋な憧れである。そして、もう一つは大乗非仏説論を反証すべく、インドにおいて大乗仏教の正統性を発掘することだった。それはまさに、“釈尊を探す(Seeking Sakyamuni)”旅だったといえる。

 

実際、彼らの渡航先における関わり方は様々だった。例えば、北畠道龍のように、ヨーロッパ滞在を経てインドに1ヶ月ほど立ち寄っただけの場合もあった。他方、釈興然のように、スリランカの上座部寺院に長期間滞在して修行に励んだ者もいた。何れにしても、南方仏教(上座部仏教)との出会いは、単に個々人の体験に止まらなかった。帰国の際、多くの僧侶が釈尊像や経典、仏教美術などを持ち帰った。それは宗派色の強い当時の日本仏教に新たな息吹をもたらした。“釈尊正風の仏教伝来”は、保守的な僧侶らとの間に軋轢を生むなど、必ずしも万人に歓迎された訳ではない。しかし、仏教者のアジアとの交流によって、日本人は釈尊を再発見し、超宗派の連帯が促された。さらに、通称「モダン寺」と呼ばれる浄土真宗本願寺派神戸別院や、真宗信徒生命保険株式会社本館(現:伝道院)のような近代的建造物の建築もまた、南方仏教との出会いの産物と言っていいものである。こうした仏教的物質文化に触れた人々は、間接的に南方アジアに触れ、近代化された仏教へと誘われることとなった。

 

20世紀に入ると、南方アジア歴訪者の中から、山上曹源や木村龍寛、増田慈良のように、インドのコルカタ大学で講師を務める僧侶も誕生する。一方、スリランカ人僧侶が日本に滞在するなど、日本と南方仏教との交流は、新たな展開を見せるようになる。しかし、日本人がなぜ現地の大学で教鞭を執ることになったのか、彼らがインドにどのような影響を及ぼしたのかなど、不明な点は少なくない。これらについては今後、現地の資料や物質文化の調査によって詳らかにしていく必要がある。

 

Jaffe氏は上記内容に加え、タイより贈られた仏舎利をめぐる日本国内の動向や、パーリ語文献の翻訳出版などにも言及し、多様な観点から南方アジアと日本仏教の交流実態について論じた。質疑応答では、南方仏教側が日本人僧侶を通して大乗仏教をどのように捉えたのかについて質問があった。これに対してJaffe氏は、釈興然の例をとりあげつつ、当時、セイロンでは「東方仏教」「南方仏教」という理解はあったものの、大乗仏教に対する認知度は低かった実態を紹介した。その上で、釈興然の存在が、むしろ大乗仏教の実態を知る最初の契機になったと応答した。その後も多くの参加者と活発な議論が交わされた。

 

※都合により、司会は当センター博士研究員の菊川一道に変更となりました。

 

司会の菊川一道(当センター博士研究員)

 

Richard Jaffe氏(デューク大学)

 

会場の様子

 

会場の様子

 


 

主催
龍谷大学世界仏教文化研究センター(RCWBC)、龍谷大学アジア仏教文化研究センター(BARC)
ポスター
著書出版記念講演会「日・印仏教交流と仏教の近代化」

【開催報告】2019年10月4日(金)2018年度 沼田智秀仏教書籍優秀賞 受賞講演会を開催しました

開催日時
2019年10月4日(金)15:00-16:30
開催場所
龍谷大学 大宮学舎 西黌2階 大会議室
講演者

※※※※※※※※※※※※※※※※※※

 

沼田智秀仏教書籍優秀賞は、特に西欧における仏教研究の発展を支援するために、2009年に設立された。毎年、英語で執筆された仏教学術書の中から優秀な作品が選定されている。2018年度は、『A Yogācāra Buddhist Theory of Metaphor』 (オックスフォード大学出版、2018年)を上梓したRoy Tzohar氏(テルアビブ大学准教授)が受賞した。

 

2019年10月4日(金)、受賞を記念し、当センターではTzohar氏を招聘して「What Metaphors Mean and Do within Buddhist Philosophical Texts? A Yogacārā Perspective」と題した記念講演会を開催した。会では、特に初期唯識の哲学書の中に現れるメタファー(uapacāra)に焦点を置き、それが何を意味し、どのような意図のもとで使用されているのかについて考察された。

 

まず、Tzohar氏は「バーヒーカ人は牛だ」という表現を分析し、唯識の視点を説明された。バーヒーカ人が牛と喩えられるのは、屈強だが愚鈍であるという偏見からきている。ここで実際に語られているのは「人間」であり、「牛」ではない。つまり、人を牛と呼ぶことがメタファーたりえるのは、第一義的な対象物(人間)が類似の異なる対象(牛)でないときに限られる。Tzohar氏は、この不在性が唯識におけるメタファーを理解するために重要だと指摘する。その上で、唯識においては、不在性が全ての言語表現を特徴づけるものとみなされていると論じた。

 

6世紀の僧・安慧は註釈書の中で、メタファーは実際の物事についてではなく、意識の転変に関連して生まれ出るものだと主張した。自己や物事はすべて分別により作りだされており、実際は想像上のものでしかなく、究極的には存在しないのである。

 

またTzohar氏は、「全ての言葉は比喩的である」という安慧の主張に注目。これは、言葉は対象そのものではなく、対象が意識の転変の中に顕現するプロセスを語っていることを意味する。そして、言葉が因果関係の理解と結びついている点、その理解は発言者によって異なるという点に留意しなければならないと指摘した。凡人、高僧、仏菩薩では理解のレベルが違うため、物事を認識する能力や表現する正確さにも差があり、言葉のレベルが変わってくるのである。これは、全ての教えは手段でしかなく、それゆえ一様に世俗的で、実在性がないとする中観派と一線を画す主張である。この主張によって唯識派は、世俗の言葉によって真理を示すことはできないとしながらも、自らの哲学議論の有効性を正当化したのである。

 

さらにTzohar氏は、唯識の言語理解の重要性の一つとして、様々なレベルの者の対話を可能にした点を挙げた。上述のように、唯識では、教義は様々なレベルの者の言葉によって表現され、その正確さは発信者の認識レベルと深く関わっている。そのため唯識では、菩薩が非概念的な経験をすることと菩薩が六道世界の中で世俗的な言葉を使うことについての両立が可能となる。非概念的に本質を理解している者の使用する言語は、凡人の使用する言語とは異なり、より効果的に本質を語ることができる。このような唯識の思想に基づけば、悟りを開いた者と衆生が世界を共有することが可能となる。Tzohar氏は、この点が唯識における言語理解の中で最も重要な事項だと述べ、講演を締めくくった。

 

コメンテーターの桂紹隆氏(龍谷大学名誉教授・仏教伝道協会理事長)は、Tzhohar氏が不可知な真理の言語表現をめぐってメタファーに着目したことは過去にない斬新な視点であったと評価した。ただし、本来は「実在しないものが言語によって実在するかのように表現されること」を意味するuapacāraを、Tzohar氏が「メタファー」と翻訳したことには再考の必要があると指摘した。講演会ではその後もメタファーをめぐって活発な議論が交わされた。

 

講師のRoy Tzohar氏

 

コメンテーターの桂紹隆氏

 

 

司会の嵩満也氏(龍谷大学教授)

 

 

青木晴美(仏教伝道協会 常務理事)

 

 

会場の様子

 

 

 

 

 

 

 

※※※※※※※※※※※※※※※※※※

 

 

 

 

講 題: What Metaphors Mean and Do within Buddhist Philosophical Texts?: A Yogācāra Perspective
(仏教哲学書の中で比喩は何を意味し、どう働くのか?―唯識の視点から考える)

講演者: Roy Tzohar博士(テルアビブ大学 准教授)

 

コメンテーター:桂 紹隆(龍谷大学 名誉教授)

司 会:嵩 満也(龍谷大学 国際学部 教授)

 

※本講演会は一般公開、事前登録不要です。

※講演は英語で行われます。

 

【チラシ】(クリックで拡大)

 

【地図】(クリックで拡大)

 

 

 

主催
龍谷大学世界仏教文化研究センター
共催
公益財団法人仏教伝道協会
協力
龍谷大学アジア仏教文化研究センター
ポスター
【沼田賞2018】Roy Tzohar氏

【2019年7月30日】講演会「大谷光瑞師がつなぐ トルコと龍谷大学」

開催日時
2019年7月30日(火)13:00~14:30
開催場所
龍谷ミュージアム
講演者

当センター西域総合研究班長の三谷真澄氏(国際学部教授)が登壇予定の講演会が開催されます。※参加には申込みが必要です。詳細は下記にてご確認ください。

 

 

 

龍谷大学創立380周年記念 国際学部特別企画
大谷光瑞師がつなぐ トルコと龍谷大学 講演会

 

日 時: 2019年7月30日(火) 13:00~14:30
場 所: 龍谷ミュージアムアクセス
費 用: 無料(但し龍谷ミュージアム観覧の場合は別途必要です)

講 師: ヤマンラール水野 美奈子 氏
    (京都国立近代美術館展示(トルコ至宝展 チューリップの宮殿 トプカプの美」 監修、龍谷大学国際文化学部元教授)

三谷 真澄
(龍谷大学創立380周年記念書籍編集委員会編集委員、龍谷大学国際学部長)

コーディネーター:内田 孝 氏
(京都新聞総合研究所長)

申込方法:下記リンク・QRコードよりお申込みください(限定35名)
https://www.ryukoku.ac.jp/form_wl/

 

問い合わせ:龍谷大学国際学部教務課 075-645-5645

主催
龍谷大学国際学部/ 龍谷大学国際文化学会
後援
京都新聞
ポスター
大谷光瑞師がつなぐ トルコと龍谷大学 講演会

【2019年6月19日(水)】学術講演会〈沼田研究奨学金2019年度受賞者〉

開催日時
2019年6月19日(水)13:15~14:45
開催場所
龍谷大学 大宮学舎 西黌2階 大会議室
講演者

2019年6月19日(水)、龍谷大学世界仏教文化研究センター(RCWBC)と同大学アジア仏教文化研究センター(BARC)が主催、龍谷学会が共催の形で、沼田研究奨学金2019年度受賞者2名――ミャンマーのSan Tun博士(ダンマドゥータ・チェーキンダ大学仏教哲学科教授、ダゴン大学哲学科教授・同科長)と中国の孟秋麗(阿音娜)博士(中国蔵学研究中心副研究員)による学術講演会が開催されました。

San Tun博士は「Philosophy of Self and Other in Myanmar Theravada Buddhist Culture(ミャンマー上座仏教文化における自己と他者の哲学)」、孟秋麗(阿音娜)博士は「満州語・モンゴル語档案(公文書記録)の中の北京雍和宮」というテーマで講演されました。 

 

<San Tun博士&孟 秋麗(阿音娜)博士>    <会場の様子>

       

 

 

 

※詳細につきましては、後日ご報告いたします。

 

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学術講演会 〈沼田研究奨学金2019年度受賞者〉 

講演1 Philosophy of Self and Other in Myanmar Theravada Buddhist Culture 

〈ミャンマー上座仏教文化における自己と他者の哲学〉

Dr.  San Tun(ミャンマー ダンマドゥータ・チェーキンダ大学仏教哲学科 教授、 ダゴン大学哲学科 教授・同科長 )

 

講演2 満蒙文档案中的北京雍和宮

〈満州語・モンゴル語档案(公文書記録)の中の北京雍和宮〉

Dr.  孟 秋 麗(Ayanna阿音娜)(中国蔵学研究中心 歴史研究所 副研究員)

 

 

開会挨拶・司会  若原   雄昭

(龍谷大学 教授、世界仏教文化研究センター 古典籍・大蔵経総合研究班長)

 

開催日時     2019年06月19日(水)13:15~14:45

 

開催場所     龍谷大学 大宮学舎 西黌2階 大会議室

 

※一般来聴歓迎。お気軽にお越しください。

主催
龍谷大学世界仏教文化研究センター(RCWBC)、龍谷大学アジア仏教文化研究センター(BARC)
共催
龍谷学会
ポスター
学術講演会〈沼田研究奨学金2019年度受賞者〉ポスター(要旨付)

【2019年5月28日】学術講演会 Mid-century Transnational Japanese American Buddhism

開催日時
2019年5月28日(火)17:00-19:00
開催場所
龍谷大学 大宮学舎 西黌2階 大会議室
講演者

【開催報告】 学術講演会   

Mid-century Transnational Japanese American Buddhism

(20世紀中庸の越境する日系アメリカ仏教)

講 師   Scott A. Mitchell

     (Institute of Buddhist Studies、米国仏教大学院 教授)

※Scott A. Mitchell氏について

http://www.shin-ibs.edu/academics/faculty/scott-a-mitchell/

 

コメンテーター 本多 彩(兵庫大学 准教授)

 

 

学術協定の記念撮影

 

 

講演者のScott A. Mitchell氏

 

 

コメンテーターの本多彩氏

 

2019年5月28日、米国仏教大学院(IBS、Institute of Buddhist Studies)と当センターの学術協定を記念して、講演会「Mid-century Transnational Japanese American Buddhism」(20世紀中庸の越境する日系アメリカ仏教)が開催された。

講師を務めたIBS教授のScott A. Mitchell氏は、浄土真宗本願寺派のバークレー仏教会(カリフォルニア州)が所蔵する仏教青年会の機関誌Berkeley Bussei(1939-1956)を手がかりに、日系二世のアイデンティティや仏教の問題等について論じた。

Mitchell氏によれば、米国生まれの日系二世たちは、戦前には人種差別や反日感情の煽りのなかで、戦後には「日本」と「アメリカ」、そして「仏教」という三つの要素のなかで揺れ動きつつ、アイデンティティを確立していったという。戦後、仏教青年会の日系二世たちは、自身を日本とアメリカの架け橋と捉え、日本仏教をアメリカに伝えることで、人生をより豊かにできると考えた。その際、とくに重要な役割を担ったのが、日本へ留学した日系人であった。彼ら越境者たちが日本の歴史や文化、仏教に関する情報をBerkeley Busseiに定期的に提供し、読者は親の祖国「日本」と、受け継がれてきた「仏教」への理解と想像を深めた。ただし、「仏教」について彼らが抱いた関心は、信仰問題よりも、むしろ仏教を紐帯としたコミュニティが提供する社会的側面に向けられていた。事実、Berkeley Busseiにはスポーツや芸能、パーティ情報の他、大学ゴシップ情報などが掲載されており、こうした面に日系人の「アメリカ」的側面を見出すことが出来る。

従来、アメリカ仏教は西洋知識人の仏教理解などとの関連で論じられ、また、そうした研究の多くが「戦前」を中心に取り上げきた。Mitchell氏はそれらの先行研究を参照しつつも、知識層とは異なる、戦後の日系アメリカ仏教の諸相をローカルな領域から再検討することで、アメリカにおける仏教近代化の新たな側面に着目した。

講演を受けて、兵庫大学准教授の本多彩氏がコメントを行った。本多氏は、日本へ留学した日系人の中に、龍谷大学などで学んだ開教使志望者がいた点に着目し、彼らが果たした役割等について発表者およびフロアの参加者とともに議論した。

アメリカにはバークレー仏教会以外にも、多数の寺院が存在し、そこにはBerkeley Busseiと同様の資料が残されていると考えられる。今後、資料調査とそれらに基づく事例研究の蓄積によって、アメリカ仏教研究を進める必要があることを参加者と共有し、講演会は終了した。

 

 

 

主催
龍谷大学世界仏教文化研究センター(RCWBC)
ポスター
2019.5.28 Scott Mitchell先生 学術講演会

【2019年5月22日(水)】学術講演会「A Window into Sino-Tibetan Pure Land Practices at Duhuang」が開催されました

開催日時
2019年5月22日(水)13:15~14:45
開催場所
龍谷大学 大宮学舎 西黌2階 大会議室
講演者

【開催報告】

2019522()、龍谷大学世界仏教文化研究センター(RCWBC)とアジア仏教文化研究センター(BARC)、龍谷学会の共催で、Johnathan Silk氏(オランダ・ライデン大学教授)による学術講演会「A Window into Sino-Tibetan Pure Land Practices at Dunhuang」が開催され、国内外の研究者や学生、一般参加者らが共に学びを深めた。

 

<Johnathan Silk博士>      <会場の様子>

 

 Silk氏は、敦煌写本中に見られるチベット文字表記の実例を取り上げ、テキストの内容把握と併せて言語学的・書誌学的分析を加えることで、中国浄土教的な信仰や実践がどのようにチベット語圏へ受容されたかについて紹介した。

 

(1) チベット語と漢文併記の仏典リスト

 フランス国立図書館所蔵の敦煌写本Pt 1257は、敦煌寺院所蔵の仏典を記録したものであると考えられ、チベット語と漢文を対照させる形で仏教経典名が記されている。そして、当該写本には、チベット語名のみで、対応する漢文名が書かれていないものも散見されることから、チベット語で仏典名が記された後に、漢文が付け加えられたことがわかる。Silk氏は、この写本テキストは翻訳する際に辞書代わりに使われたものであろうと推測した。

 

(2) 漢文蔵訳仏典

 大英図書館所蔵の敦煌写本IOL Tib J 724は一見チベット訳仏典に見えるが、「阿弥陀仏」を記述する際には古代中国語発音の音写「a mye da phur」が採用されている。Silk氏はこの発見を手掛かりとして、当該写本の中国語訳を試みた結果、その内容が窺基撰『阿彌陀經通賛疏』と一致することを明らかにした。そして、当該テキストは仏典のチベット訳であるものの、「阿弥陀仏」という語がわざわざ中国語の発音で記されたことに対し、Silk氏は、このテキストは実際には勤行時に唱えられたものであろうと推測し、この中国語発音での念仏は敦煌におけるチベット語での中国風仏教実践の一つであろうと指摘した。

 Silk氏はさらに、敦煌に存在したと考えられる漢文蔵訳経典をリスト化して提示した(同氏が『創価大学国際仏教高等研究所年報』平成30年度、第22号に掲載した論文に詳細収録)。漢文テキストからチベット訳を作る理由について、当時、対象経典のサンスクリット語テキストが入手できなかった、またはサンスクリット語テキストからのチベット訳が開始されていなかったなどの可能性が言及された。さらに、Silk氏はリストアップされた経典のなかに、菩提流支編『大宝積経』所収の漢訳経典から蔵訳したものが多数存在することに着目し、漢地で広く広がらなかった漢訳伝本が敦煌に伝えられ、チベット語に訳されたことは意味深いと指摘した。

 

  (3) 『阿弥陀経』漢文テキストのチベット文字転写

 大英図書館所蔵のIOL Tib J 14051410は、『阿弥陀経』漢文テキストのチベット文字による転写である。Silk氏は、当該テキストが、漢字を読めない人が中国語の発音で『阿弥陀経』を読誦するためのものであったことを指摘した。

 

 (4) 集団的写経実践

 フランス国立図書館蔵チベット文字敦煌写本Pt 564Pt 557Pt 563Pt 562Pt 561Pt 556Pt 96は、寸法や筆跡などが異なるにもかかわらず、内容は継続していて、一群として一つの書物を形作るものであると考えられる。当該写本群には、抜け落ちた箇所を書き加えた部分や、赤線を引いてある部分などがあり、抄写本であることがわかる。Silk氏は、これらの写本は元々一連のものであり、複数の写経者が各々の紙と筆を使用して制作した集団的写経実践の産物であろうと指摘した。

 

 以上、敦煌写本中の主にチベット文字で書写された仏教経論テキストの諸相を通して、810世紀頃の敦煌において、チベット語教育を受けた人々が、東側の仏教、すなわち中国仏教の影響を受けつつ、浄土的な信仰や実践を行っていたという一面が浮き彫りとなった。Silk氏の文献調査によって、敦煌写本にはいわゆる浄土的な信仰の側面が反映されていることが解明された。

 

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学術講演会   

 

A Window into Sino-Tibetan Pure Land Practices at Duhuang

(敦煌における中国・浄土教研究のために)

 

Jonathan Silk(オランダ・ライデン大学 教授)

 


 

 

開会挨拶・司会  若 原   雄 昭

(龍谷大学 教授、世界仏教文化研究センター 古典籍・大蔵経総合研究班長)

 

 

開催日時     2019年05月22日(水)13:15~14:45

開催場所     龍谷大学 大宮学舎 西黌2階 大会議室

 

※一般来聴歓迎。お気軽にお越しください。

 

 

 

 

主催
龍谷大学 世界仏教文化研究センター(RCWBC)、アジア仏教文化研究センター(BARC)
共催
龍谷学会
ポスター
学術講演会「A Window into Sino-Tibetan Pure Land Practices at Duhuang」

【2019年2月15日】 学術講演会 「熊野を「場」とする阿弥陀信仰」

開催日時
2019年02月15日(金) 17:30~19:00
開催場所
龍谷大学 大宮学舎 東黌202教室
講演者

Markus Rüsch

熊野を「場」とする阿弥陀信仰

-そのアスペクトと教義の位置-

 

※ 日本語で行われます。気軽にお越しください。

 

問合先:龍谷大学大宮学舎西黌3階 能美研究室 (内線) 5309

 

主催
龍谷大学世界仏教文化研究センター(RCWBC)基礎研究部門特定公募研究「大瀛『横超直道金剛錍』の研究」(代表: 殿内 恒)
ポスター
学術講演会「熊野を「場」とする阿弥陀信仰-そのアスペクトと教義の位置-」

【2019年2月14日】 学術講演会「近代天皇の聖性と神仏」

開催日時
2019年2月14日(木)15:00~16:30
開催場所
龍谷大学 大宮学舎 西黌2階 大会議室
講演者

【開催報告】

末木文美士氏

 

会場の様子

 

2019年2月14日(木)、末木文美士氏(国際日本文化研究センター名誉教授)によって「近代天皇の聖性と神仏」と題する講演が行われた。

末木氏は、まず、維新戦争時の風刺絵『当世三筋のたのしみ』を示した。そこには天璋院や和宮、徳川慶喜などが面白おかしく描かれており、明治天皇は子どもに扮し「をぢさんはやくあすこへつれてつておくれよ」と述べている。ここからは当時の庶民たちが、徳川家や皇族、そして天皇に対してどのような感情を抱いていたかがよく分かる。一方、明治時代以降の「御真影」は、天皇の威厳と聖性を広く人々に知らしめす役割を果たしたと言える。

次に末木氏は、前近代を「大伝統」、明治~第2次世界大戦までを「中伝統」、第2次世界大戦後を「小伝統」、20世紀以後を「脱近代」と区分し、それぞれに見られる基本構造を説明した。

「大伝統」の構造の特徴は、神仏と王権が緊張関係を保ち、その間に文化や生活が成り立っている点にある。王権の中でも「将軍―執権」⇔「院―帝―摂政」というように構造は重層化している。「小伝統」の構造の特徴は「顕」なる(表向き・対外的側面である)近代的言説(立憲国家)―儒教(教育勅語)⇔「冥」なる(裏向き・対内的側面である)神道(皇室)―仏教(臣民)という風にヒエラルキー的な点にある。そして、この構造の中にも「ホンネ」と「タテマエ」という重層構造が見られる。

「大伝統」において天皇は、王法と仏法そして国家的祭事を担う存在であった。また聖典に基づいた正しい礼(有職故実)を行い公家集団の中核としての存在でもあった。

明治~第二次世界大戦までである「中伝統」では、祭政一致の下、『太政官布告』で「神武創業ノ始」に戻ると述べる一方、そまでとは異なる全く新しい伝統が作られていった。柱とされたのは『大日本帝国憲法』『教育勅語』『皇室典範』『民法』の四つであった。この「伝統」の中で、一元化された体制と家父長的国家体制が整備されることになる。

『大日本帝国憲法』において、天皇は「万世一系」(第1条)とされている。『大日本帝国憲法』の解釈書である『憲法義解』では「瑞穂の国は、是れ、吾(あ)が子孫(うみのこ)の王(きみ)たるへき地(くに)なり。宣(よろ)しく爾(いまし)皇孫(すめみま)就(ゆ)きて治(しら)せ)」(天壌無窮の詔勅)という『日本書紀』の記述を天皇の「万世一系」の典拠としている。そして『憲法義解』には「欽仰(きんぎょう)すべくして干犯すべからず」「法律は君主を責問するの力を有せず」とあり、これらを『大日本帝国憲法』における天皇の「神聖不可侵」(第3条)を捕捉している。憲法の第1条と第3条をよく見てみると、前者では天皇は統治責任があることがわかるが、後者では、一切の責任を問われないとも解釈できる。末木氏は、このような「万世一系」から「神聖不可侵」へは、飛躍があるのではないかと指摘する。

『大日本帝国憲法』「上諭」の「朕祖宗ノ遺烈ヲ承ケ萬世一系ノ帝位ヲ踐ミ朕カ親愛スル所ノ臣民ハ卽チ朕カ祖宗ノ惠撫慈養シタマヒシ所ノ臣民ナルヲ念ヒ其ノ康福ヲ增進シ其ノ懿德良能ヲ發達セシメムコトヲ願ヒ又其ノ翼贊ニ依リ與ニ俱ニ國家ノ進運ヲ扶持セムコトヲ望ミ……」からは、天皇が臣民に対して惠撫慈養を行う一方、臣民の翼賛も推奨していることを知ることができる。

果たして明治国家は宗教国家であろうか――。島薗進は「憲法は国家神道的な枠組の中で発布されるもの」とするが、そもそもまずここで問われるべきは近代の「国体」の重層的構造、つまり「顕」としての近代的言説と「冥」としての神道などとの関係である。また島薗は、国家的神話・儀礼の体系を前提としているが、それを「国家神道」という単純な枠組で捉えてよいのかと、末木氏は疑問を呈する。そもそも「国家神道」という概念に対してはさまざまな問題がある。広義の「国家神道」と狭義の「国家神道」に関して、研究者の立場による対立があり、また「国家神道」は否定されるべきものという前提がある。そして、この前提となっているのが西洋近代的宗教概念であるが、このことには問題はないのだろうか。

明治以降、「万世一系」による「神聖不可侵」は、国体の核心とされ、天皇は(対外的には)立憲君主つまり政治的支配者として君臨し、臣民との惠撫慈養・翼賛関係を持ち、さらに家父長的国家の父(あるいは母)としての役割を果した。また、国家的祖先祭祀者としての役目も担うという多面性が見られる。「国家神道」は、いわば新しい神道として整備された面がある。まず天照大神を至上神とする神々の体系化と皇室の祖先神のもとに序列化が行われたことが挙げられる。次に別格官弊社として湊川神社や東京招魂社などが建てられた。そして宮中祭祀が整備され、祭祀者としての天皇の役割が大きくなり、さらに「近代」への適合のために非呪術化、道徳化がなされた。

「中伝統」において、神道と仏教との関係はどのようなものだったのか。例えば、明治時代に行われた神仏分離であるが、これは本当に仏教界の意に反して神道側や明治政府によって強引に行われた事柄だったのだろうか。末木氏は、もともと神社と寺院のある程度の区別は進行しており、仏教側による協力も見られたと述べた。事実、興福寺などは自主的な転換を行っていたのである。

末木氏は最後に、今後の課題として、「大伝統」の重層構造が「中伝統」の一元構造に変化したのかを考えていく必要があると述べた。そのためには、江戸中期以後のナショナリズムの進展、つまり開明主義と攘夷主義という二つの方向と、将軍権力の理論的弱さから生じた尊王主義をもう一度考える必要があることを示唆した。

 

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末木文美士氏 (国際日本文化研究センター名誉教授)

 

龍谷大学世界仏教文化研究センター共同研究プロジェクト「仏教と聖地に関する総合的研究-聖なる表象とは何か-」(研究代表者:楠 淳證 教授)主催の学術講演会を、下記の通り実施いたします。

「近代天皇の聖性と神仏」

 

「近代天皇の聖性と神仏」

講演者:末木文美士氏 (国際日本文化研究センター名誉教授)

 

・本講演会は一般公開、事前登録不要です。

・講演は日本語で行われます。

 

地図(西黌2階大会議室)

 

 

主催
龍谷大学世界仏教文化研究センター共同研究プロジェクト「仏教と聖地に関する総合的研究-聖なる表象とは何か-」(研究代表者:楠 淳證 教授)
ポスター
「近代天皇の聖性と神仏」ポスター

【2019年1月29日】 学術講演会「中世神話としての『諸神本懐集』」

開催日時
2019年1月29日(火) 16:45~18:15
開催場所
龍谷大学大宮学舎西黌2階大会議室
講演者

〔開催報告〕

吉田唯氏

 

中世の『日本書紀』註釈や、両部・山王・吉田神道に関する神話や教説から成る歴史概念が、「中世神話」である。本講演は、この中世神話の視点から存覚(1290-1373)『諸神本懐集』を検討し、真宗史ではなく、日本思想史の中に同書を位置付ける試みといえる。具体的には、『諸神本懐集』を中心とする真宗聖教の中で、「神祇」がどのように捉えられたか、アマテラスとスサノオの扱いを中心に考察がなされた。

第一に、本講演は以下の章から成る。

1.「国譲り神話の比較」(『諸神本懐集』と『神本地之事』)

2. 日天子・月天子について

3.『諸神本懐集』内のアマテラス像

4.  室町期までの祖師イメージ

まとめ

5. 真名本『諸神本懐集』との比較

仮名本にのみ見られる記事

真名本にのみ見られる記事

 

以下、各章の概要を述べる。

 

  1. 「国譲り神話の比較」(『諸神本懐集』と『神本地之事』)

本章では、『諸神本懐集』と『神本地之事』それぞれの「国譲り神話」の記事を比較し、二書の関係性について再考が試みられた。

先行研究では、『諸神本懐集』は『神本地之事』の抄出としばしば主張される、しかし、二書の「国譲り神話」を比較すると、内容と叙述の形式の両面で相違が目立ち、したがって、『神本地之事』を『諸神本懐集』の底本とはいいがたい。付言すると、二書の差異は、アマテラスとスサノオの性格描写にも確認できる。

 

  1. 日天子・月天子について

本章では、存覚『諸神本懐集』に明らかにされる日天子・月天子の性質について考察が試みられた。

第一に、『諸神本懐集』の中には、次のような諸尊・諸神間の対応関係が示される。

①日神=アマテラス=日天子=観音=日本国の主=宝応声菩薩、

②月神=スサノオ=月天子=勢至=日本国の神の親=宝吉祥菩薩、

それによると、日天子は一方でアマテラス、他方で宝応声菩薩に相応すると説かれる。月天子は一方でスサノオ、他方で宝吉祥菩薩に相応すると説かれる。また『諸神本懐集』では、宝応声と宝吉祥の二菩薩は、阿弥陀の使いとされる。

以上の主張をまとめると、日天子と月天子は、アマテラスとスサノオの二神を阿弥陀仏に結び付け、浄土真宗の教えの中に取り込む媒介の役目を果たしたと考えられる。

 

  1. 『諸神本懐集』内のアマテラス像

本章では、『諸神本懐集』の「国譲り神話」記事に表されるアマテラス像を検討し、同神の性格について考察が試みられた。

『諸神本懐集』「国譲り神話」では、天岩戸にこもるアマテラスを「聊か幼児性を残すカミ」として描く一方で、そこからでた同神を「日本国の主」と評価する。このようなアマテラス=「日本国の主」という教説の背後には、天皇の存在が想定されていると思われるが、さらにその歴史的な背景として、親鸞の先祖、藤原氏(中臣氏)の先祖であるアメノコヤネが、かつてアマテラス=「日本国の主」に仕えたことがあり、一連の教説を通じて「神明を軽んじる」真宗イメージの払しょくをはかったとも推測される。

 

  1. 室町期までの祖師イメージ

本章では、室町時代までの祖師イメージということで、『恵信尼書状』や『法然伝記』の記述を取り上げ、真宗の祖師像について考察が試みられた。

結論からいえば、これら文献内の祖師の記述は、ある点で『諸神本懐集』と対照をなす。すなわち、前者では、親鸞や法然といった祖師と阿弥陀、観音、勢至の同体が説かれるが、アマテラス、スサノオといった神への言及は確認できない。逆に『諸神本懐集』では、上記三尊と神の同体を説くが、神と祖師の同体は説かない。換言すれば、神々は、『諸神本懐集』の中でこそ菩薩との同体を許されたが、その外では、それほど大きな影響力を持つことはなかった。

 

まとめ

まとめると、『諸神本懐集』を通じて、アマテラス、スサノオの二神、それら神への信仰は、真宗に導入された。無論、そこには他宗からの影響があったと考えられるが、ここで注意すべきは、神々自身の影響力も、あくまで限定的なものであったということである。すなわち、神々が、祖師や本尊阿弥陀と関係する、それらと同体視されることはなかった。その点に、真宗の神祇観の特質が確認できる。

 

  1. 真名本『諸神本懐集』との比較

本章では、先ず真名本『諸神本懐集』の書誌情報、先行研究の評価を確認し、引き続き、現存の仮名本と真名本の相違について紹介された。

 

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吉田唯(近畿大学非常勤講師、高野山大学密教文化研究所研究員)

 

中世神話としての『諸神本懐集』

 

司会:杉岡孝紀(龍谷大学農学部教授 世界仏教文化研究センター 親鸞浄土教総合研究班班長)

 

※一般聴衆歓迎。お気軽にお越しください。

 

問合先:龍谷大学白亜館3階共同研究室 075-343-3812 内線) 5832

 

主催
龍谷大学世界仏教文化研究センター親鸞浄土教総合研究班 真宗善本典籍研究プロジェクト『諸神本懐集』の研究班(代表:杉岡孝紀)
ポスター
中世神話としての『諸神本懐集』

【2019年2月7日】 第4回沼田智秀仏教書籍優秀賞受賞記念講演会

開催日時
2019年2月7日(木)15:00~16:30
開催場所
龍谷大学 大宮学舎 西黌2階 大会議室
講演者

【開催報告】

 

ジャクリーン・ストーン博士

会場の様子

 

「沼田智秀仏教書籍優秀賞」は、特に西欧における仏教研究のさらなる発展を支援するために、2009年に設立された賞である。毎年審査委員会が開催され、公正な審議の上、英語で執筆された仏教学術書籍の中から優秀な書籍が選定されている。2017年度の受賞者は、Right Thoughts at the Last Moment: Buddhism and Deathbed Practices in Early Medieval Japan.(『臨終正念―中世初期の仏教と臨終の実践―』)を上梓したジャクリーン・I・ストーン博士(プリンストン大学宗教学部教授)に決定した。ストーン博士のメインの研究領域は中世日本の仏教である。また法華経、特に天台、日蓮宗の教義とともにそれらの現代における再定義についても研究を続けている。

2019年2月7日(木)、ストーン博士が「最後の念仏の力によって―平安・中世に見る臨終行儀―」と題して、受賞記念講演を行った。講演の中で、ストーン博士は仏教における臨終行儀とはいかなるものかについて解説し、日本においてこの儀礼がどのように伝播したかについて述べた。そして、善知識がこの儀礼で果たした役割についても言及した。

The Toshihide Nowata Book Award in Buddhism was established in 2009 in order to support the further development of the Buddhist studies especially in the Western world. The eining entry for rhe best academic Buddhist title of the year is selected by an independent committee. The awardee for fiscal year 2017 was Dr. Jacqueline I. Stone, Professor,Department of Religion, Princeton University, and her Right Thoughts at the Last Moment: Buddhism and Deathbed Practices in Early Medieval Japan. Dr. Stone’s chief research area is medieval Japanese Buddhism. And also, She is ongoing research the traditions of the Lotus Sūtra, particularly Tendai and Nichiren Buddhism, as well as their modern redefinitions.

On February 7, 2019, Dr. Stone held the special lecture whose title was “By the Power of One’s Last Nenbutsu: Deathbed Practices in Early Medieval Japan.” In her lecture, Dr. Stone explained what the deathbed practices 臨終行儀 in Buddhism is, and she mentioned how this practices progagated to many people in Japan. And also, Dr. Stone dealed with the role that Kalyāṇa-mittatā 善知識 played in this practice.

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ジャクリーン・I・ストーン博士 (プリンストン大学宗教学部教授)

沼田智秀仏教書籍優秀賞受賞記念講演会

 

Right Thoughts at the Last Moment: Buddhism and Deathbed Practices in Early Medieval Japan (『臨終正念―中世初期の仏教と臨終の実践―』) で、2017年度沼田智秀仏教書優秀賞を受賞された、ジャクリーン・ストーン博士による講演会を下記の通り実施いたします。

 

「最後の念仏の力によって―平安・中世に見る臨終行儀―」

 

講演者:ジャクリーン・I・ストーン博士 (プリンストン大学宗教学部教授)

司会:嵩満也 (龍谷大学国際学部教授)

 

・本講演会は一般公開、事前登録不要です。

・講演は日本語で行われます。

 

【地図】(クリックで拡大)

 

 

お問い合わせ:075-343-3812

rcwbc.office@gmail.com

共催
龍谷大学世界仏教文化研究センター、公益財団法人仏教伝道教会
協力
龍谷大学アジア仏教文化研究センター(BARC)
ポスター
第4回沼田智秀仏教書籍優秀賞受賞記念講演会

【2018年10月24日(水)】 学術講演会「冒険と明治日本」

開催日時
2018年10月24日(水) 13:15~14:45
開催場所
龍谷大学 深草学舎 顕真館
講演者

「冒険と明治日本」


講師:高本康子 北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター共同研究員

 

司会:松崎憲道 龍谷大学宗教部

 

開催日時:2018年10月24日(水) 13:15~14:45

 

開催場所:龍谷大学 深草学舎 顕真館

 

問合先:龍谷大学大宮学舎 能仁研究室 内線5324

 

※一般来聴歓迎。

主催
龍谷大学 宗教部
共催
龍谷大学世界仏教文化研究センター(RCWBC)
基礎研究部門特定公募研究(共同)プロジェクト 研究代表:岡本健資
ポスター
「冒険と明治日本」

【2018年11月22日(木)】 学術講演会「近世後期の京都文壇—妙法院宮真仁法親王とその周辺—」

開催日時
2018年11月22日(木) 15:00~16:30
開催場所
龍谷大学 大宮学舎 北黌204
講演者

 

 

「近世後期の京都文壇―妙法院宮真仁法親王とその周辺―」

講師:飯倉洋一 (大阪大学教授)

 

司会:安井重雄 (龍谷大学文学部教授 世界仏教文化研究センター古典籍資料研究プロジェクト研究代表者)

 

日時:2018年11月22日(木) 15:00~16:30

 

場所:龍谷大学 大宮学舎 北黌204

 

※一般来聴歓迎。お気軽にお越し下さい。

 

問合せ:龍谷大学白亜館3階共同研究室

Tel:075-343-3812 内線:5832

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飯倉洋一氏

【講演会記録】

大阪大学教授、飯倉洋一氏による近世の京都の文化をめぐる講演。これまで注目されることの少なかった妙法院宮真仁法親王(1768-1805)とその周辺に焦点をあて、近世後期の京都文壇がどのようなものであったか議論された。

妙法院宮真仁法親王は、江戸時代の中~後期に京都東山の妙法院門跡をつとめた人物である。1768年、閑院宮典仁親王の第五子として生まれ、1769年に2歳で妙法院を継承する。1778年に後桃園天皇の養子となり、1786年、19歳で天台座主に任命される。その後、1795年に天台座主職を辞し、1805年、38歳の若さで没した

他方、真仁法親王は書画と詩歌に優れ、「地下」(じげ)の文化人・知識人とも積極的に交わったと伝えられる。本学術講演会では、真仁法親王の日記をはじめとする各種資料に記される文人または画師との交流の様子、関係性に焦点をあて、親王の周囲に形成された「サロン」、同時代の京都文壇の実態解明が試みられた。

 

講演に際し、飯倉氏より配布された資料の章立ては、下記の通りである。

 

Ⅰ 妙法院宮真仁法親王

Ⅱ 真仁法親王とそのサロン

Ⅲ 御直日記・妙法院日次記にみる文人・画師との交流

Ⅳ 蘆庵・秋成・宣長と妙法院宮

Ⅴ 『絵本太閤記』と妙法院宮官人

 

講演は、以上の章立てに沿って進行した。各章の詳しい内容は、次に述べる通りである。

先ず「Ⅰ 妙法院宮真仁法親王」において、東山天皇から妙法院宮真仁法親王に至る系図と、桃園天皇、後桃園天皇、光格天皇等、江戸中・後期に生きた天皇の激動の人生を紹介した後、真仁法親王の生涯、上記天皇との関係、「地下」の芸文家と盛んに交流した事実とその背景について概説が試みられた。

次に「Ⅱ 真仁法親王とそのサロン」で、真仁法親王が周囲からどのように理解されたか、身分を問わず優れた文化人や知識人と好んで交流した真仁法親王という、巷間に流布するイメージに関して検討が試みられた。

具体的には、①小山田与清『松屋筆記』文化十一年刊、②村田春海『織錦舎随筆』、③中島棕隠『錦西随筆』、④小沢蘆庵『六帖詠草拾遺』春、⑤本間游清『みみと川』といった資料に掲載される真仁法親王と様々な芸文家の交流に関する記述が論じられた。

続いて「Ⅲ 御直日記・妙法院日次記にみる文人・画師との交流」では、妙法院の当事者の記録に基づき、真仁法親王と様々な文人・画家の交流について解説がなされた。

具体的には、真仁法親王が20歳であった時の日記『御直日記』、および京都妙法院門跡の坊官の日次記『妙法院日次記』の内容を手がかりに、真仁法親王と円山応挙、小澤芦庵、伊藤若冲等の交流の様子が紹介された。

「Ⅳ 蘆庵・秋成・宣長と妙法院宮」では、京都に居を構えた文化人・知識人の中でも、歌人の小沢蘆庵、同じく歌人で国学者の上田秋成、本居宣長の三者に注目し、真仁法親王との交流がいかなるものであったか、様々なエピソードについて論じられた。

最後に「Ⅴ 『絵本太閤記』と妙法院宮官人」では、岡田玉山画、武内確斎著『絵本太閤記』の成立における妙法院宮関係者の役割について論じられた。

主催
龍谷大学世界仏教文化研究センター(RCWBC)古典籍・大蔵経総合研究班 古典籍資料研究プロジェクト
ポスター
「近世後期の京都文壇—妙法院宮真仁法親王とその周辺—」

【2018年10月1日(月)】 学術講演会 「覚如上人と存覚上人の神祇観」

開催日時
2018年10月1日(月)16:45~18:15
開催場所
龍谷大学大宮学舎西黌2階大会議室
講演者

【開催報告】

2018年10月1日(月)、林智康氏(龍谷大学名誉教授)による講演「覚如上人と存覚上人の神祇観」が行われた。講演では主に、覚如上人・存覚上人と親鸞聖人との神祇観の違い(乖離)について解説がなされた。

林氏は、覚如上人(1270~1351年)には、明らかに本地垂迹説の考え方が見られると述べる。覚如上人の言説からは、名神大社への崇敬の容認、さらには神仏習合的宗教性を基盤とした社会体制との接近や妥協が見られるという。

一方、存覚上人(1290~1373年)には、『諸神本懐集』『六要鈔』において、権社に崇敬することを勧め、実社に崇敬することを禁止するという「権社―神祇崇敬」「実社―神祇不拝」の立場をとっていることが見て取れるという。また日本を「神国」とする表現も見られる。

親鸞聖人の思想には、覚如上人・存覚上人のような本地垂迹説や神国思想のようなものは見られない。勿論、親鸞聖人においても、日本の神をどのように捉えるかは一つの問題としてあったと思われるが、日本の神の名を直接出すことはなかった。

林氏は、黒田俊雄氏の言説を引きながら、専修念仏は本地垂迹説や神国思想と基本的に相反したものであるにも関わらず、両者を統合しようとする限り、必然的に専修念仏の一向専修(専念)の純粋性が失われてくるのではないかと述べる。そして、そこには親鸞聖人が述べた真仮偽の三重判による論理は見られず、外教邪偽に対する考え方も妥協的になるのだと言う(当日配布レジュメ「真宗における神祇観―覚如・存覚・蓮如を中心として―」『存覚教学の研究』2015年参照)。

 

林智康氏

当日の会場の様子

覚如上人と存覚上人の神祇観

講演者:林智康(龍谷大学名誉教授)

 

司会:杉岡孝紀(龍谷大学農学部教授、世界仏教文化研究センター親鸞浄土教総合研究班班長)

 

※一般聴衆歓迎。お気軽にお越しください。

 

お問合せ:龍谷大学白亜館3階共同研究室 075-343-3812 内線:5832

 

 

主催
龍谷大学世界仏教文化研究センター(RCWBC)親鸞浄土教総合研究班
共催
龍谷大学アジア仏教文化研究センター(BARC)教行信証班
ポスター
学術講演会 「覚如上人と存覚上人の神祇観」

【2018年7月16日】学術講演会「韓国における日本浄土教の研究動向」

開催日時
2018年7月16日(月) 16:45~18:15
開催場所
龍谷大学 大宮学舎 西黌2階 大会議室
講演者

金浩星氏

【開催報告】

2018年7月16日(月)、学術講演会『韓国における日本浄土教の研究動向』が開催された。はじめに、発表者の金浩星氏(韓国 東国大学校佛教大学佛教学部教授)によって、18~19世紀の韓国では「三門修行」として禅や華厳とともに念仏も行われていたが、現在は説法の内容等も禅が中心となり「念仏信仰」「浄土信仰」は忘却されつつあることが紹介された。また韓国の学界において現在、浄土思想の専門的研究者はほとんどいないということが付け加えられた。

そのような中、金氏は現在、浄土世界を信じられない現代人を説得する論理を、親鸞と一遍に見出し、考察を行っているという(『近年韓国に紹介されている日本の浄土仏教』南山宗教文化研究所 研究所報、第28号2018年)。また、金氏同様、日本の「浄土信仰」の研究を行っている元永常氏は、法然と親鸞の浄土思想の共通点と相違点を「修行」と「悟り」すなわち、禅仏教に近い立場から研究を行っているという。

韓国において浄土仏教の研究への関心はまだまだ希薄であるが、現在東国大学では、金氏の周りに学生が集い、研究会なども開催されており、今後新たな展開が予測される。

 

金浩星氏

会場の様子

 


学術講演会

 

韓国における日本浄土教の研究動向

金  浩 星 (韓国・東国大学校 佛教大学 佛教学部 教授)

 

司会・コメンテーター  杉 岡 孝 紀

(龍谷大学 農学部教授、世界仏教文化研究センター 真宗善本典籍研究プロジェクト 研究代表)

 

※申し込み不要、一般聴衆歓迎。お気軽にお越しください。

 

主催
龍谷大学 世界仏教文化研究センター(RCWBC)親鸞浄土教総合研究班 真宗善本典籍研究プロジェクト
ポスター
学術講演会「韓国における日本浄土教の研究動向」

【2018年6月8日】 第3回沼田智秀仏教書籍優秀賞受賞記念講演会

開催日時
2018年6月8日(金) 15:00~17:00
開催場所
龍谷大学 大宮学舎 西黌2階 大会議室
講演者
当日の会場の様子

当日の会場の様子

ジャネット・ギャッツォ博士

 

沼田智秀仏教書籍優秀賞は、特に西欧における仏教研究のさらなる発展を支援するために、2009年に設立された賞である。毎年審査委員会が開催され、公正な審議の上、英語で執筆された仏教学術書籍の中から優秀な書籍が選定されている。2016年度の受賞者は、Being Human in a Buddhist World: An Intellectual History of Medicine in Early Modern Tibet. (『仏教世界で人間であるために:近世チベットにおける医学の知性史』)を上梓したジャネット・ギャッツォ博士(ハーバード大学・神学大学院副院長、ハーシェイ仏教学講座教授)に決定した。ギャッツォ博士は、近世チベットの仏教の専門家でりながら、文化・社会・ジェンダーの問題も視野に入れ、幅広く研究をされている。

2018年6月8日(金)、ギャッツォ博士が「カテゴリー、メンタリティー、個人:仏教学の体に流れる歴史叙述の方法」と題して、受賞記念講演が行われた。チベット医学において用いられている仏教用語と現場の経験主義的な在り方がどのように関係し、またその背後には一体何があるかについて考察がなされた。

 


Being Human in a Buddhist World: An Intellectual History of Medicine in Early Modern Tibet (『仏教世界で人間であるために:近世チベットにおける医学の知性史』) で、2016年度沼田智秀仏教書優秀賞を受賞された、ジャネット・ギャツォ博士による講演会を下記の通り実施いたします。

(ポスター〔低画質〕。PDF版は下にあります。)

 

「カテゴリー、メンタリティー、個人:仏教学の体に流れる歴史叙述の方法」

講演者:ジャネット・ギャツォ博士 (ハーバード大学・神学大学院副院長、ハーシェイ仏教学講座教授)

 

司会・通訳:那須英勝 (龍谷大学文学部教授)

レスポンデント:亀山隆彦 (龍谷大学非常勤講師)

 

  • 本講演会は一般公開、事前登録不要です。
  • 講演・レスポンスは共に英語で行われますが、日本語訳または通訳を付ける予定です。

お問い合わせ:075-343-3812

rcwbc.office@gmail.com

 

龍谷大学 大宮学舎 西黌2階 大会議室

 

共催
龍谷大学世界仏教文化研究センター
公益財団法人 仏教伝道教会
協力
龍谷大学アジア仏教文化研究センター(BARC)
ポスター
第3回沼田智秀仏教書籍優秀賞受賞記念講演会ポスター

左からギャッツォ博士、亀山隆彦氏(レスポンデント)、那須英勝氏(司会、通訳)

2018年5月11日(金)公開講演会「もう一人の三蔵法師の軌跡―不空三蔵とスリランカ・中国・日本―」

開催日時
2018年5月11日(金)15:00~16:30
開催場所
龍谷大学 大宮学舎 西黌2階 大会議室
講演者

【開催報告】

2018511日(金)、龍谷大学世界仏教文化研究センター(RCWBC)大蔵経研究班が主催、龍谷大学アジア仏教文化研究センター(BARC)と龍谷学会が共催の形で、公開講演会「もう一人の三蔵法師の軌跡―不空三蔵とスリランカ・中国・日本―」が開かれました。講師の王益鳴氏(Wang Yiming, 中国・華南師範大学教授)が密教史上の重要人物である不空三蔵について、そのスリランカ・中国・日本との関わりを述べたうえで、仏教と政治における深遠な影響を紹介しました。当日は、学内者だけでなく、海外の学者や社会人を含む大勢の方々が参加しました。

 

  

<講師 王 益鳴 氏>        <会場の様子>

 

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王益鳴氏によって、日中の文献資料が取り上げられ、不空三蔵の経歴および彼が果たした日中仏教史上・政治史上における影響が紹介された。

 

一、スリランカと中国

法顕の『仏国記』、『梁書』、玄奘三蔵の『大唐西域記』、『宋史』、義浄の『大唐西域求法高僧伝』、周去非の『嶺南代答』、趙汝適の『諸蕃志』等々、古代中国の多くの史書や文献において、スリランカの記述が見られ、スリランカと中国の深い関係を知ることができる。特に、王氏が所属している華南師範大学の所在地広州市は、二千餘年以来中国の対外貿易の港として繁栄していて、不空三蔵との関係もかなり深いという。

 

二、不空にかかわる史料

不空三蔵に関わる史料は、主に円照の『代宗朝贈司空大辯正廣智三蔵和上表制集』、趙遷の『大辯正廣智三蔵行状』、飛錫の『碑銘』、賛寧の『宋高僧伝』などがあり、弘法大師空海から天皇への上表文にも関連記述が見られる。

 

三、不空三蔵とスリランカとの関わり

王氏は、不空三蔵とスリランカとの関わりについて、三つのポイントから紹介した。1、スリランカは実は不空三蔵の母国である。2、スリランカは不空三蔵が留学し、密教を広めた地である。3、入唐後に、師の遺言によりもう一度スリランカに戻り、巡礼・修行を行った。これは、不空三蔵の唐密における地位を成就させた決定的な要因である。

 

四、不空三蔵と中国との関わり

不空三蔵は鳩摩羅什・玄奘・義浄と並ぶ大訳経師であり、唐密を大成させた一方、政治・外交などの才能も生かし、唐の皇帝を補佐して「安史の乱」を鎮め、国に安らぎを与えた。弘法大師空海の『上新請来経目録表』では、特に不空三蔵の密法の国家鎮護の功績を絶賛されている。また、不空三蔵は中国の五台山における文殊信仰の繁昌をも促成したという。

 

五、不空三蔵と日本との関わり

日本では、古くから不空三蔵が転生し弘法大師空海になったという説があり、不空三蔵が非常に尊重されている。実際には、弘法大師空海は不空三蔵の孫弟子にあたる。王氏は、空海が密教の拠点を京都の東寺と高野山との二地に分かれて置いたことは、不空三蔵が長安の大興善寺と五台山に対する扱いを模倣したと推論し、また日本における仁王会催行も不空三蔵の影響によるものであると述べた。

 

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公開講演会

もう一人の三蔵法師の軌跡

―不空三蔵とスリランカ・中国・日本―

王   益   鳴

(中国・華南師範大学 教授)

 

司  会  道 元  徹 心(龍谷大学 教授、世界仏教文化研究センター 兼任研究員)

挨  拶  楠    淳 證(龍谷大学 教授、世界仏教文化研究センター 基礎研究部門長、アジア仏教文化研究センター長)

講師紹介  若 原  雄 昭(龍谷大学 教授、世界仏教文化研究センター 大蔵経研究班長)

 

※本講演会は日本語で行われます。申し込み不要、一般来聴歓迎。

 

主催
龍谷大学 世界仏教文化研究センター(RCWBC)大蔵経研究班
共催
龍谷大学 アジア仏教文化研究センター(BARC)
龍谷学会
ポスター
「もう一人の三蔵法師の軌跡―不空三蔵とスリランカ・中国・日本―」ポスターPDF

2018年1月20日(土) 2017年度 龍谷大学アジア仏教文化研究センター(BARC)文化講演会「聖地に受け継がれし伝灯の法会」

開催日時
2018年1月20日(土)13:30〜15:00
開催場所
龍谷大学 響都ホール校友会館
講演者

2017年度 龍谷大学アジア仏教文化研究センター(BARC)文化講演会「聖地に受け継がれし伝灯の法会」の第3回が開催されます。

講題:薬師寺の伝灯法会 -花会式の世界-
講師:村上太胤(法相宗大本山薬師寺管主)

詳しくは、以下のサイトを御覧下さい。

http://barc.ryukoku.ac.jp/schedule/2018/01/20173.html

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<開催済み>

第1回:2017年11月19日(日)13:30~15:00

講師:狹川普文(華厳宗大本山東大寺別当)
講題:奈良時代から続く不退の行法 ―東大寺修二会の世界―

第2回:2017年12月2日(土)13:30~15:00

講師:楠 淳證(龍谷大学教授)
講題:南都の伝灯法会 ―仏に成る道―

 

主催
龍谷大学世界仏教文化研究センター アジア仏教文化研究センター
共催
龍谷大学仏教文化研究所

本講演会は、龍谷大学仏教文化研究所共同研究プロジェクト「仏教と聖地に関する総合的研究―聖なる表象とは何か―」(代表:楠淳證 )が共催しております。第2回の講演会では、プロジェクト代表の楠淳證先生が「南都の伝灯法会 ―仏に成る道―」と題してお話されました。

【2018年2月11日(日)】世界仏教文化研究センター公開研究会「人類知のポリリズム―華厳思想の可能性―」

開催日時
2018年2月11日(日)13:00~18:00
開催場所
龍谷大学 大宮学舎 清和館3Fホール
講演者

2018年2月11日(日)、龍谷大学大宮学舎清和館3Fホールで、公開研究会「人類知のポリリズム―華厳思想の可能性―」が開催されました。以下のPDFから研究会録をお読みいただけます。

◆ 研究会録(PDF) ◆

中沢新一先生、講演テーマ「レンマ学としての華厳」

 

河合俊雄先生、講演テーマ「ユング派心理療法と華厳経」

 

ディスカッションの様子(向かって右より唐澤太輔氏、野呂靖氏、中沢新一氏、河合俊雄氏、亀山隆彦氏)

 

会場の様子

 

(ポスター〔低画質〕)

<満員御礼>◎入場無料、要予約。下の「お申し込みフォーム」もしくはお電話でご予約ください。 

◎予約受付は終了いたしました。大変多くのお申し込みをいただき、誠にありがとうございました。

プログラム

13:00 ~ 13:10  挨拶:能仁 正顕 ( 龍谷大学世界仏教文化研究センター長)


第一部

13:10 ~ 13:40 発表 ① :唐澤 太輔「南方熊楠の生命観と華厳思想」

13:45 ~ 14:15 発表 ② :野呂 靖「明恵の<夢>と華厳思想」

14:20 ~ 14:50 発表 ③ :亀山 隆彦「マンダラと法界:東アジア密教における華厳思想の意義」


第二部

15:00 ~ 15:50 講演 ① :河合 俊雄「ユング派心理療法と華厳経」

16:00 ~ 16:50 講演 ② :中沢 新一「レンマ学としての華厳」


第三部

17:00 ~ 17:50 ディスカッション (中沢新一×河合俊雄×唐澤太輔×野呂靖×亀山隆彦)

17:50 ~ 18:00 謝辞

総合司会:金澤豊 ( 龍谷大学世界仏教文化研究センター博士研究員)


プロフィール

中沢新一(NAKAZAWA, Shinichi)

中沢新一氏

◎ 講演タイトル「レンマ学としての華厳」

1950年5月28日生

明治大学野生の科学研究所所長

東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了

思想家・人類学者

主著書・論文:『チベットのモーツァルト』(サントリー学芸賞)、『森のバロック』(読売文学賞)、『フィロソフィア・ヤポニカ』(伊藤整文学賞)、『アースダイバー』(桑原武夫学芸賞)、『カイエ・ソバージュ』シリーズ(第5巻『対称性人類学』で小林秀雄賞)、『熊楠の星の時間』(2016年講談社)など多数。これまでの研究業績が評価され2016年5月に第26回南方熊楠賞(人文の部)を授賞。

 

河合俊雄 (KAWAI, Toshio)

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◎ 講演タイトル「ユング派心理療法と華厳経」

1957年9月30日生

京都大学こころの未来研究センター教授(副センター長) 、財団法人河合隼雄財団代表理事

博士(チューリッヒ大学)

臨床心理学者

主著書・論文:『概念の心理療法』(日本評論社)、『ユング―魂の現実性―』(講談社)、『心理臨床の理論』(岩波書店)、『村上春樹の「物語」夢テキストとして読み解く』(新潮社)、『ユング派心理療法』(ミネルヴァ書房)他多数。翻訳にC.G.ユングの『赤の書』(創元社)など。1993年にEgnér奨励賞を授賞。

 

唐澤太輔 (KARASAWA, Taisuke)

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◎ 発表タイトル「南方熊楠の生命観と華厳思想」

1978年5月23日生

龍谷大学世界仏教文化研究センター博士研究員、本会コーディネーター

博士(学術、早稲田大学)

倫理学、南方熊楠研究

主著書・論文:『南方熊楠の見た夢―パサージュに立つ者―』(勉誠出版)、『南方熊楠―日本人の可能性の極限―』(中公新書)、『「裏日本」文化ルネッサンス』(社会評論社、共著)。2008年「ひらめきと創造的活動のプロセス―南方熊楠の「やりあて」に関する考察を中心に―」で第5回中外日報社「涙骨賞」並びに早稲田大学小野梓記念学術賞を授賞。

 

野呂靖 (NORO, Sei)

野呂先生写真

◎ 発表タイトル「明恵の<夢>と華厳思想」

1979年1月28日生

龍谷大学文学部准教授

博士(文学、龍谷大学)

日本仏教、華厳学

主著書・論文:「明恵門下における『即身成仏義』解釈-高信撰『六大無碍義抄』上巻翻刻-」(『仏教学研究』62・63合併号)、「中世華厳教学における浄土義解釈」(『印仏研』56巻1号)、「存覚撰『歩船鈔』における聖道門理解-「華厳宗」項の検討を中心に-」(『真宗研究』55号)、「智積院新文庫蔵『華厳五教章』注釈書にみる中世後期の華厳学」(『印仏研』60・2号)、「自死対策における宗教者の役割」(『ケアとしての宗教』叢書宗教とソーシャル・キャピタル第3巻、共著、明石書店)、『明恵上人夢記訳注』(訳注執筆、夢記年表・明恵略年表編集、勉誠出版)

 

亀山隆彦 (KAMEYAMA, Takahiko)

亀山さん写真

◎ 発表タイトル「マンダラと法界:東アジア密教における華厳思想の意義」

1979年7月31日生

龍谷大学非常勤講師/世界仏教文化研究センター リサーチ・アシスタント

博士(文学、龍谷大学)

仏教学、密教学

主著書・論文:「六大と赤白二渧 : 真言密教思想における胎生学的教説の意義」(『真宗文化 : 真宗文化研究所年報』26号)、「『駄都秘決鈔』の五蔵曼荼羅理解」(『仏教学研究』71号)、“‘Correct Awareness and Firm Belief’ (shinchi) in the Saigokanjo jogyo shin’yoho”(『印仏研』64・3号)、“Arising of Faith in the Human Body: The Significance of Embryological Discourses in Medieval Shingon Buddhist Tradition”(Pacific World: Third Series, vol.18)、『聖一派 中世禅籍叢刊第4巻』(『東寺印信等口決』翻刻・解題、臨川書店)、『聖一派 続 中世禅籍叢刊第11巻』(『菩提心論随文正決』巻3翻刻、全体校訂、臨川書店)

 

主催
龍谷大学世界仏教文化研究センター
共催
明治大学野生の科学研究所
京都大学こころの未来研究センター
龍谷学会
協力
龍谷大学仏教文化研究所「仏教と聖地に関する総合的研究―聖なる表象とは何か―」研究代表:楠淳證
龍谷大学アジア仏教文化研究センター

 

ポスター表(高画質)

ポスター(表)高画質

ポスター(裏)高画質

ポスター(裏)高画質

◎ 要予約

定員150名様、入場無料

◎ お申し込みは、「お申し込みフォーム」に、① 氏名(フリガナ)、② 参加人数、③ E メールアドレス、④ 電話番号を入力の上、送信してください。

 送信ができた時点で予約完了です。

 こちらからの予約完了メールはお送りしておりません。

 当日、受付にてお名前と人数をお知らせ下さい。

定員になり次第、締め切ります。

 

満員御礼(12月28日) 予約受付は終了いたしました。

お申し込みフォーム(クリックでフォームへ移動します)

◎ お電話でのお申し込みは

075-343-3812

龍谷大学世界仏教文化研究センターまで。(平日10~17 時、土日祝は休み)

2017年12月29日(金)~2018年1月8日(月)まで冬期休業中のため、お電話での受け付けができません。どうぞご了承下さい。
◎ ご不明な点やキャンセルは、世界仏教文化研究センターまでお電話でお問い合わせください。
〒 600-8268 京都市 下京区 七条通 大宮東入 大工町125-1 龍谷大学 大宮学舎 白亜館3F
龍谷大学世界仏教文化研究センター (075-343-3812)
※お申込みいただいた個人情報は、本会の運営以外の目的には使用いたしません。

交通アクセス
●JR東海道本線・近鉄京都線「京都」駅下車、北西へ徒歩約10分(市バス約3分)
●京阪本線「七条」駅下車、西へ徒歩約20分
●阪急京都本線「大宮」駅下車、南へ徒歩約20分(市バス約5分)

 

会場:龍谷大学大宮学舎清風館3Fホール(下記地図をクリックしてください)

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清和館3Fホール

清和館3Fホール


 

第86回仏教文化講演会(世界仏教文化研究センター共催)のご案内

開催日時
2017年10月19日(木)15:00-16:30
開催場所
龍谷大学大宮学舎清和館3 階ホール
講演者

講題:「親鸞聖人全撰述英訳にかかわる仏典翻訳論-浄土真宗本願寺派編CWS 事業に従事して-」

講師:武田龍精氏 (龍谷大学名誉教授、元龍谷大学文学部真宗学科教授)

主催
龍谷大学仏教文化研究所
共催
龍谷大学世界仏教文化研究センター
ポスター
第86回仏教文化講演会

2017年10月9日(月) 沼田智秀書籍優秀賞受賞記念講演会

開催日時
2017年10月9日(月) 13:15~16:30
開催場所
龍谷大学大宮学舎 西黌2階大会議室
講演者

『中国佛教石經―四川省―』vol.1で2015年度沼田智秀仏教書籍優秀賞を授賞されたローター・レダローゼ博士と孫華教授によるご講演会を下記の通り実施いたします。

13:15~14:45

テーマ : Japanese Scholarship on Chinese Sutras Engraved in Stone.

報告者  Dr. Lothar Ledderose (ローター・レダローゼ博士)

ハイデルベルグ大学・ハイデルベルク科学アカデミー主任教授

通   訳 : 那須英勝氏 (龍谷大学文学部教授)

15:00~16:30

テーマ② :  四川安岳茗山寺と密教柳趙教団

報告者  Prof. Sun Hua (孫華教授)

北京大学文化遺産保護研究センター長、同大学考古文博学院教授

通    訳  :  李曼寧氏 (龍谷大学世界仏教文化研究センターRA)

   会 : 那須 英勝 氏  (龍谷大学文学部教授、世界仏教文化研究センター国際研究部門長)

 

◎通訳有り、入場無料、一般来聴歓迎

 【概要】

Lothar Ledderose博士

日本における中国石刻経の研究状況

◆中国石刻経に関する日本人研究者たちの果たしてきた役割は多大なものがあります。本発表では、Ledderose博士が長年にわたり調査を行ってきた山東省、四川省におけるさまざまな石刻経の解説とともに、どのように日本人研究者たちがその調査に関わってきたかを紹介していただきます。博士たちのチームによる新たな発見とその調査・研究方法とは一体どのようなものでしょうか。最後に、Ledderose博士が今後どのような調査を計画されているかについてもお話しいただきます。

 

孫華 (Sun Hua)教授

四川安岳茗山寺と密教柳趙教団

―石窟仏像と石塔が語る中国宋代仏教の一隅―

◆中国四川省安岳県にある茗山寺石窟は、密教系の柳本尊教団の重要な石窟寺の一つです。柳本尊教団の教主趙智鳳が教団早期の時、大足・安岳地域において水陸法会等の儀式を行っていた道場であると推測されています。恐らく、この茗山寺法会の収入が、広大な規模の大足区宝頂山石窟(現重慶市)造営の主要な資金源の一つでした。この石窟寺は、南宋時期において営まれて、優美な護法神将龕、観音・勢至並座像、大日如来像、文殊菩薩立像、文殊・普賢並立像および趙智鳳転法輪塔などが一つの有機的な統一体を成していて、南宋密教および仏教芸術の歴史を語っています。

 


 

Dr. Lothar Ledderose

Photo Prof. Ledderose_small

<プロフィール>

ハイデルベルグ大学・ハイデルベルク科学アカデミー主任教授、中国美術学院会員、イギリス学士院名誉会員

<専門>

東アジア美術史

<経歴>

ケルン、ボン、パリ、プリンストン、ハーバード、台北、東京において学ぶ。1969年ハイデルベルグ大学でPh.D.を取得。1976~2010年、ハイデルベルグ大学東アジア美術史主任。2010年より主任教授。2005年バルザン賞受賞。

<主著及び主論文>

単著『米芾と中国書道の古典的伝統』(プリンストン大学出版1979年)、邦訳『米芾―人と芸術―』(塘耕次訳、二玄社1987年)

共著『日本と西洋―1543-1929、ベルリン映画祭のエキシビション―』(展覧会でのエキシビションカタログ1993年、ドリス・クロワサンとの共著)

単著『万物:中国美術におけるモジュールと量産』(プリンストン大学出版2000年)

編著『中國佛教石經』(中国美術学院出版社・ハラソウィッツ2014年以降継続)など多数

 

Prof. Sun Hua 

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<プロフィール>

北京大学考古文博学院教授、同学院学術委員会委員長、北京大学文化遺産保護研究センター長

<専門>

中国夏商周時代考古、中国西南地区考古、文化遺産保護研究

<経歴>

中国四川省綿陽県出身。1987年北京大学大学院考古学専攻修士課程修了後、同大学で教員を勤め、現在に至る。 

<主著及び主論文>

共著『神秘な王国――三星堆文明に対する初歩的理解と解釈』

共著『中国芸術通史』第2巻

編著『中國佛教石經』<四川省>第1~3巻(第3巻近日出版予定)

主編『西南少数民族村寨内容総録』第1~6巻など多数

 

共催
龍谷大学世界仏教文化研究センター (075)343-3812 内 線 5832
公益財団法人 仏教伝道教会
龍谷大学仏教文化研究所 「仏教経典の翻訳と研究」(代表:那須英勝) (075)343-3311 内 線 5400
協力
龍谷大学アジア仏教文化研究センター (BARC)
ポスター
沼田智秀仏教書籍優秀賞授賞記念講演会

<沼田智秀仏教書籍優秀賞>

毎年、米国で審査委員会が開催され公正な審議の上、英語で執筆された仏教学術書籍の中から優秀な書籍が選定されます。受賞者には賞金が贈呈され、受賞式と記念講演がバークレー及び龍谷大学で開催されます。

 

 

沼田レクチャー講演会録

向かって左からDr. Ledderose、Prof. Sun Hua、李曼寧氏(通訳)
講演後、先生方を囲んでの記念写真

4月27日(木)世界仏教文化研究センター学術講演会「媽祖信仰と文化」

開催日時
2017年4月27日(木)10:45~12:15
開催場所
大宮学舎西黌2階大会議室
講演者

宋建曉 (田学院副校長)

 

司 会:若原雄昭(龍谷大学文学部教授)

挨 拶:能仁正顕(龍谷大学世界仏教文化研究センター長)

通 訳:李曼寧(龍谷大学世界仏教文化研究センターRA)

主催
龍谷大学世界仏教文化研究センター
共催
龍谷学会
龍谷大学仏教文化研究所
協力
協力:龍谷大学アジア仏教文化研究センター(BARC)
ポスター
媽祖信仰と文化

4月26日(水)「レイモン・パニカーと宗教間の対話」(世界仏教文化研究センター共催学術講演会)

開催日時
2017年4月26日(水) 13:15~14:45
開催場所
龍谷大学大宮学舎北黌2階204教室
講演者

「レイモン・パニカーと宗教間の対話:クリスチャン・ヒンドゥー・ブディストの立場から」

Michiko Yusa (遊佐 道子) 氏

Department of Modern & Classical Languages, Western Washington University (西ワシントン大学 現代・古典語学科)

 

司会: 那須英勝氏(龍谷大学文学部教授)

主催
仏教文化研究所[那須研究グループ]
共催
龍谷大学世界仏教文化研究センター
協力
龍谷大学アジア仏教文化研究センター(BARC)

ゆさみちこ氏は、アメリカのカリフォルニア大学サンタバーバラ校で、レイモン・パニカー教授を師として宗教哲学を専攻し、パニカー教授から西田哲学の大切さを示されたことが、その後のゆさ氏の研究の課題となった。このような経験をもとに、宗教間の対話、多文化間の哲学的対話などについて、入門者にもわかりやすく、パニカー教授の思想を紹介する。


 

ゆさみちこ氏は、1974年に東京の国際基督教大学 ICUを卒業後、在学中に交換留学したカリフォルニア大学・サンタバーバラ校 University of California, Santa Barbaraの大学院に進学し、宗教学研究で修士号 Master’s Degree (1977年)、博士号 Ph.D. (1983年)を修得。レイモン・パニカー Raimon Panikkar 指導教授のもとに、博士論文、Persona Originalis: “Jinkaku” and “Personne” according to the Philosophies of Nishida Kitarō and Jacques Maritain (『本来の面目 「人格」と「ペルソン」:西田幾多郎とジャック・マリタンの思想に於いて』1983年)を著されています。

1983年博士号修得以降、今日まで、ワシントン州のベリンハム市にある西ワシントン大学にて教鞭を取られ、日本語を外国語学科の専攻科目major programとして確立するために尽力され、2006年にはワシントン州の教育委員会より専攻科目への昇格が承認され、アメリカの学部生が日本語を専攻して卒業・学位修得ができるようになりました。

研究分野は、西田哲学を中心に、鈴木大拙、平塚らいてう、日本文化・哲学、仏教とキリスト教、女性的霊性など、幅広く手がけ、特に日本哲学を世界に発信することに従事してきておられます。

本研究談話会は、龍谷大学世界仏教文化研究センターとの共催、龍谷大学アジア仏教文化研究センターの協力で開催致します。

2017年春 グリーフケア公開講座「悲しみを生き抜く力」を開催します【定員満員につき締め切りました】

開催日時
5月12日(金)〜6月30日(金)全8回 午後6時30分〜午後8時(90分)
開催場所
上智大学 大阪サテライトキャンパス (サクラファミリア内2階)
講演者

5月12日(金) 柏木 哲夫 (淀川キリスト教病院 理事長)

「いのちを見守る ―死にゆく人々へのケア―」

5月19日(金) 水谷 修(夜回り先生、水谷青少年問題研究所 所長 花園大学 客員教授)

「こころを病む子どもたち、その原因と対策」

5月26日(金) 清水俊彦(東京女子医科大学 脳神経外科(頭痛外来) 客員教授)

「悲嘆と頭痛 ~悲嘆が頭痛をもたらすのか、 それとも頭痛そのものが悲嘆なのか~」

6月2日(金) 村上典子 (神戸赤十字病院 心療内科部長)

「心療内科医によるグリーフケア」

6月9日(金) 鎌田東二 (上智大学グリーフケア研究所 副所長)

「神道から見た「悲嘆」」

6月16日(金) 谷山洋三 (東北大学大学院文学研究科 准教授)

「悲嘆に向き合う臨床宗教師の視点」

6月23日(金) 髙木慶子 (上智大学グリーフケア研究所 特任所長)

「 悲嘆の意味をさがす」

6月30日(金) 柳田邦男 (ノンフィクション作家)

「 戦争、難民、災害、大事故と集団的トラウマ」



※講師の都合により、日程を変更する場合がございます。予めご了承願います。

主催
・上智大学 グリーフケア研究所 ・龍谷大学 世界仏教文化研究センター応用研究部門   人間・科学・宗教オープン・リサーチ・センター

2017春グリーフケア公開講座表2017春グリーフケア公開講座裏

 

現代世界状況を見ます時、不安や恐怖を感じる事柄が多いと思いますが、それは、私た ちが望んでいる状況、つまり、安心と安全を喪失した社会に生きている事であり、全世界 の人々は、その意味で「悲嘆状況の中にいる」と言えるのではないかと思います。また、個 人的には、愛する家族や、親戚、恩人、友人との死別と別離を経験し、強烈な苦悩と悲嘆 を実感しておられる方もあると思います。「悲嘆」とは、各自にとって大事なものを喪失し た後に残る様々な苦しい感情ですが、その感情は、ただに感情だけでなく身体にも、社会 生活にも影響を与えます。そのために出来るだけ悲嘆状態から解放されることが必要です。 そのためにも各自はどのようにして自身をケアし、また、第三者としてケアができるのかを、 共に考えたいと願っております。

 

コーディネーター 髙木 慶子 (上智大学グリーフケア研究所 特任所長)

熊本県生まれ。聖心女子大学文学部心理学科卒業。上智大学神学部修士課程修了。博士(宗教文化)。 現在、上智大学グリーフケア研究所特任所長。「生と死を考える会全国協議会」会長。「兵庫・生と死を考える会」会長。 援助修道会会員。 二十数年来、ターミナル(終末期)にある人々のスピリチュアルケア、及び悲嘆にある人々の心のケアに携わる一方、 学校教育現場で使用できる「生と死の教育」カリキュラムビデオを制作。幅広い分野で全国的にテレビや講演会で活躍中。 著書として、『喪失体験と悲嘆−阪神淡路大震災で子供と死別した34人の母親の言葉』(医学書院)、『大切な人をなくす ということ』(PHP出版)、『悲しみの乗り越え方』(角川書店)、『悲しんでいい〜大災害とグリーフケア〜』(NHK出版)、 『それでも誰かが支えてくれる』(大和出版)、『それでも人は生かされている』(PHP研究所)など多数。

 

 

 

 

【 申込み・問い合わせ 】 上智大学 グリーフケア研究所(大阪)

〒531-0072 大阪市北区豊崎3‐12‐8 サクラファミリア 2階

TEL : 06-6450-8651    FAX : 06-6450-8652

ホームページ : http://www.sophia.ac.jp/jpn/otherprograms/griefcare

龍谷大学世界仏教文化研究センター学術講演会「“エンゲイジド・ブッディズム”を越えて」(金澤豊氏)

開催日時
2017年3月2日(木)13:00~14:30
開催場所
大宮学舎西黌2階大会議室
講演者

金澤豊氏(龍谷大学世界仏教文化研究センター博士研究員、本学非常勤講師)

金澤豊氏

金澤豊氏

どなたでもご参加いただけます。参加費無料。

龍谷大学大宮学舎西黌2階大会議室(下記URLをクリック↓⑥の建物です)

https://www.ryukoku.ac.jp/omiya.html

西黌2階大会議室

西黌2階大会議室

お問い合わせ:o75-343-3812 (龍谷大学世界仏教文化研究センター)

主催
龍谷大学世界仏教文化研究センター、龍谷大学仏教文化研究所(能仁正顕PJ共同研究「日本におけるチベット仏教文化の研究-多田等観の将来資料を中心に-」)
後援
龍谷大学アジア仏教文化研究センター
ポスター
「“エンゲイジド・ブッディズム”を越えて」

龍谷大学世界仏教文化研究センター学術講演会「仏典梵文写本のチベットにおける借覧状況について」(加納和雄氏)

開催日時
2017年3月7日(火)15:30-17:00
開催場所
大宮学舎 清風館3階共同研究室1・2
講演者

加納和雄氏(高野山大学准教授)

どなたでもご参加いただけます。参加費無料。

大宮学舎 清風館3階共同研究室1・2(下記URLをクリック。⑫の建物です)

https://www.ryukoku.ac.jp/omiya.html

清風館共同研究室1・2

清風館共同研究室1・2

お問い合わせ:o75-343-3812 (龍谷大学世界仏教文化研究センター)

主催
世界仏教文化研究センター、龍谷大学仏教文化研究所(若原雄昭研究PJ「仏教写本の総合的研究」)
共催
龍谷学会
後援
龍谷大学アジア仏教文化研究センター
ポスター
仏典梵文写本のチベットにおける借覧状況について

加納和雄氏講演会録

加納和雄氏
当日の会場の様子

2017年1月22日(日)、学術講演会「華厳の世界―『華厳経』と南方マンダラ―」が開催されました。

開催日時
2017年1月22日(日)13:30~16:00
開催場所
龍谷大学 響都ホール校友会館
講演者

中沢新一氏(明治大学野生の科学研究所所長)

 

思想家・人類学者の中沢新一氏をお招きし、世界仏教文化研究センター主催の学術講演会「華厳の世界―『華厳経』と南方マンダラ―」が盛大に開催されました

能仁正顕センター長の開会挨拶の後、本講演会のコーディネーターでセンター博士研究員の唐澤太輔氏による講演「イントロダクション:南方熊楠とは何者か」が行われました。唐澤氏は、パワーポイントを使用し、熊楠の人生と思想についてわかりやすく解説を行いました。

その後、中沢新一氏による講演「レンマ科学の創造にむけて―発端としての南方熊楠―」が行われました。21世紀に実現すべき思想そして新しい学のヒントを、中沢氏は、華厳思想、特に『華厳五経章』に見出し、また南方熊楠がそれをどのように吸収し表現していたかについて明快に語られました。そして「ロゴス」とは異なる「レンマ」の知性作用の重要性が述べられました。

中沢氏の講演後、センターRAの亀山隆彦氏司会の下、中沢氏、唐澤氏、そして本学文学部専任講師の野呂靖氏を加え、鼎談が行われました。「明恵」「通路」「夢」「瞑想」などをキーワードに議論が行われました。鼎談で、中沢氏は、物と心の科学を考える際に、華厳思想は欠かすことができない重要なものだと強調されました。

最後に若原雄昭副学長によって閉会挨拶が述べられ、講演会は、聴衆の皆様からの大きな拍手とともに終了しました。

 

主催
龍谷大学世界仏教文化研究センター
共催
明治大学野生の科学研究所
龍谷大学仏教文化研究所
龍谷学会
協力
龍谷大学アジア仏教文化研究センター
唐澤太輔氏によるイントロダクション

唐澤太輔氏によるイントロダクション

会場の様子(響都ホール)

会場の様子(響都ホール)

中沢新一氏による講演

中沢新一氏による講演

鼎談(亀山隆彦氏、中沢新一氏、唐澤太輔氏、野呂靖氏)

鼎談(左から亀山隆彦氏、中沢新一氏、唐澤太輔氏、野呂靖氏)

【満員御礼】1月22日(日)「華厳の世界―『華厳経』と南方マンダラ―」(中沢新一氏講演会)、15名様追加受付について【受付終了】

開催日時
2017年1月22日(日)13:30~16:00
開催場所
龍谷大学 響都ホール校友会館
講演者

●定員に達したため、追加受付は終了いたしました(1月10日10:30)。

1月22日(日)に開催されます「華厳の世界―『華厳経』と南方マンダラ―」(中沢新一氏講演会)で、限定15名様追加受付をいたします

受付は、1月10日(火)10:00~です。お電話でのみの受付となります。定員になり次第、受付は終了とさせていただきます。

電話番号:075-343-3812 (龍谷大学世界仏教文化研究センター) 平日10:00~17:00/土日祝休み

お電話でお申し込みされた方へ:入場券等の送付は行っておりません。ご了承ください。

フォームでお申し込みされた方へ:締切までにフォームを送信された方は全員受け付けされております。

当日は、混雑が予想されます。どうぞお早めにお越し下さい。

詳細は、下記を御覧ください。

2017年1月22日(日) 「華厳の世界―『華厳経』と南方マンダラー」(中沢新一氏)開催

開催日時
2017年1月22日(日)13:30~16:00
開催場所
龍谷大学 響都ホール校友会館
講演者

中沢新一氏 (明治大学野生の科学研究所所長)

中沢新一氏

 2017年1月22日(日)13:00~16:00(開場12:45)

<プログラム>

  • 開会挨拶: 能仁正顕 (龍谷大学世界仏教文化研究センター長)
  • イントロダクション(20分):「南方熊楠とは何者か」 唐澤太輔  (龍谷大学世界仏教文化研究センター 博士研究員)
  • 講演(80分):「『華厳経』と南方マンダラ」 中沢新一  (明治大学野生の科学研究所所長)
  • 鼎談(25分):中沢新一×唐澤太輔×野呂靖 (龍谷大学文学部専任講師)
  • 閉会挨拶:若原雄昭 (龍谷大学副学長)
  • 総合司会:亀山隆彦 (龍谷大学世界仏教文化研究センターRA)

会場:龍谷大学 響都ホール校友会館 (京都駅八条口より徒歩1分、アバンティ9階) アクセスはこちら↓

https://www.ryukoku.ac.jp/ryudaihall/access/

  • 中沢新一(なかざわしんいち)氏プロフィール

1950年(昭和25年)5月28日生。山梨県出身。東京大学大学院人文科学研究科博士課程満期退学。思想家・人類学者。現在、明治大学野生の科学研究所所長。 著書に「チベットのモーツァルト」、「森のバロック」(読売文学賞)、「フィロソフィア・ヤポニカ」(伊藤整文学賞)、「アースダイバー」(桑原武夫学芸賞)「カイエ・ソバージュ」シリーズ(第五巻「対称性人類学」で(小林秀雄賞))、「野生の科学」、「大阪アースダイバー」ほか多数。近著に「熊楠の星の時間」がある。これまでの研究業績が評価され、2016年5月に第26回南方熊楠賞(人文の部)を受賞した。

主催
龍谷大学世界仏教文化研究センター
共催
明治大学野生の科学研究所
龍谷大学仏教文化研究所(大正新脩大蔵経の学術用語に関する研究)
龍谷学会
協力
龍谷大学アジア仏教文化研究センター(BARC)
ポスター
●(高画質) ポスター「華厳の世界―『華厳経』と南方マンダラ―」
(低画質) ポスター↓(クリック)
(低画質) ポスター表(低画質) ポスター裏

先着300名。入場無料。(お席は自由席です)

※申し込みは、こちらまで↓

クリック⇒「中沢新一氏講演会 『華厳経』と南方マンダラ 申込フォーム」

①氏名(フリガナ) ②参加人数 ③ Eメールアドレス ④電話番号 を入力の上、送信してください。

フォームが送信されれば、受付完了です。当日、受付にてお名前と人数をおっしゃってください。

フォームでの受付は終了しております(2017年1月6日)。

お電話でのお申し込みは、075-343-3812(龍谷大学世界仏教文化研究センター)まで。

平日10時~17時 土・日・祝休み。

龍谷大学 響都ホール校友会館

 

2017年1月29日(日) 龍谷大学世界仏教文化研究センター開設記念事業特別講演会「世界の苦悩に向き合う仏教の可能性―共に生きる道はどこに―」

開催日時
2017年1月29日(日)13:00~17:00
開催場所
龍谷大学深草学舎顕真館
講演者

特別講演:池上彰氏(ジャーナリスト、名城大学教授)

講演:竹村牧男氏(東洋大学学長)

鼎談:池上彰氏×竹村牧男氏×赤松徹眞(龍谷大学学長)

参加費無料、定員500名様(事前申し込み必要)
※ポスター・チラシ記載の応募期限は過ぎておりますが、現在、定員に余裕があるため年内は12月21日(水)まで引き続き申込みを受け付けます。年始は1月6日(金)から受け付けをいたします。
※12月21日までにお申し込みいただきました方は全員ご参加いただけます。12月22日(木)に参加証(はがき)を発送しました。
TEL:075-343-3808

FAX:075-708-5611

お問い合わせ

事務局/龍谷大学世界仏教文化研究センター事務部(受付時間:平日9時~17時まで、土・日・祝日除く、年末年始の休業日:12月28日~1月5日)

アクセス

・JR奈良線「稲荷」駅下車、南西へ徒歩8分

・京阪本線「深草」駅下車、西へ徒歩約3分

・京都市営地下鉄烏丸線「くいな橋」駅下車、東へ徒歩7分

 

【申込み方法】Web画面からの申込みは終了しました。FAX(申込用紙はチラシPDFデータをダウンロードしてご使用ください)。またはe-mailにて次の事項を記入の上(rcwbc-uketsuke@ad.ryukoku.ac.jp)までご連絡ください。
1.お名前(漢字、フリガナ) 2.郵便番号・ご住所 3.電話番号 4.性別 5.年齢(○歳代) 6.FAX番号 7.メールアドレス 8.ご所属/ご職業(差し支えなければ)受付が完了しましたら後日、参加証(はがき)をお送りします。

主催
龍谷大学世界仏教文化研究センター
後援
京都府、京都市、朝日新聞京都総局、読売新聞京都総局、毎日新聞京都支局、日本経済新聞社京都支社、共同通信社京都支局、産経新聞社京都総局、京都新聞、中外日報社、文化時報社(順不同)
ポスター
開催案内のチラシ
池上彰氏

池上彰氏

竹村牧男氏

竹村牧男氏

鼎談の様子

鼎談の様子(右から赤松徹眞学長、竹村牧男氏、池上彰氏、若原雄昭副学長)

会場の様子

会場の様子

2017年1月29日(日)、センター開設記念事業「世界の苦悩に向き合う仏教の可能性~共に生きる道はどこに~」が開催されました。

 

ジャーナリストの池上彰氏と東洋大学学長の竹村牧男氏をお招きし、龍谷大学世界仏教文化研究センター開設記念事業「世界の苦悩に向き合う仏教の可能性~共に生きる道はどこに~」が開催されました。

 

赤松徹眞学長の開会の辞のあと、門川大作京都市長よりご挨拶を賜りました。その後、池上彰氏による講演『世界の中で宗教を考える』が行われました。アメリカ大統領選挙の話題を中心に講演は行われ、最後は仏教による「慈悲の心」の重要性が述べられました。

池上氏に続いて、竹村牧男氏による講演『現代社会の動向と仏教の可能性』が行われました。竹村氏は、絶対的なるものの喪失と価値観の拡散の中、仏教が果たす役割について述べられました。

お二人の講演後、若原雄昭副学長がモデレーターとなり、池上氏、竹村氏、赤松氏による鼎談が行われました。話は多岐に渡り、各大学の仏教を基軸とした新しい取り組みなども語られました。

最後に能仁正顕センター長による謝辞が述べられ、会は終了しました。

2016年7月22日(金)2016年度世界仏教文化研究センター学術講演会「出土文書と石窟銘文からみたウイグル仏教徒の巡礼活動」開催(本学仏教文化研究所第22回 仏教文化セミナー)

開催日時
2016年7月22日(金) 16:00~17:30
開催場所
龍谷大学大宮学舎西黌2階大会議室
講演者

題目:「出土文書と石窟銘文からみたウイグル仏教徒の巡礼活動」
講師:松井太 氏(大阪大学文学研究科准教授)

主催
龍谷大学仏教文化研究所(西域文化研究会)
共催
龍谷大学世界仏教文化研究センター
ポスター
出土文書と石窟銘文からみたウイグル仏教徒の巡礼活動

2016年7月6日(水) 2016年度龍谷大学世界仏教文化研究センター学術講演会 Visualizing Buddhist Life and Monastic Practices in Kuča 「壁画から読み解くクチャの仏教徒の僧院生活と禅観修行」

開催日時
2016年7月6日(水) 13:15-15:00
開催場所
清風館 B103教室
講演者

・Angela Falco Howard (アンジェラ・ファルコ・ハワード)先生(米国ニュージャージー州立ラトガース大学名誉教授)

・司会 宮治昭(龍谷大学文学部・特任教授)

・通訳 檜山智美(日本学術振興会特別研究員SPD・龍谷大学)

主催
科研「中央アジア仏教美術の研究」(代表:宮治昭)
共催
龍谷大学世界仏教文化研究センター
ポスター
2016年度学術講演会 Visualizing Buddhist Life and Monastic Practices in Kuča

中国新疆ウイグル自治区クチャ地方の仏教石窟は、かつての古代亀茲(クチャ)国の仏教文化を今に伝える貴重な歴史遺産です。本講演では、2014年に発表 された、ハワード教授と考古学者ジュゼッペ・ヴィニャート教授(北京大学)の過去 数年に渡る共同研究の成果に基き、クチャの仏教石窟の建築及び壁画に反映された当時の仏教徒の生活と信仰の様相を、考古学的及び美術史学的方法論に基づいた学際的 なアプローチから、生き生きと読み解いてくれます。

Dr. Angela. F. Howard講演会録

Dr. Angela. F. Howard
当日の会場の様子

龍谷大学世界仏教文化研究センター第2回学術講演会「亀茲国の仏教石窟壁画の図像学」

開催日時
2016年6月2日(木) 17:45~19:15
開催場所
大宮学舎西黌2階大会議室
講演者

檜山智美氏  (Dr. HIAYMA, Satomi)

 

日本学術振興会SPD研究員、本学仏教文化研究所客員研究員

 

東京、北京、ミュンヘン、ベルリンにおいて、美術史、考古学、インド学および比較文化学を学ぶ。2014年に、ベルリン自由大学で博士号を取得した後、ルートヴィヒ・マクシミリアン大学ミュンヘンおよびフィレンツェ・ドイツ美術史研究所のポストドクター研究員を経て、2016年より日本学術振興会SPD研究員、龍谷大学仏教文化研究所客員研究員。専門は、中央アジアの仏教壁画。主要な論文に、“A New Identification of the Murals in Kizil Cave 118: The Story of King Māndhātar” 等がある。

共催
龍谷大学世界仏教文化研究センター
龍谷大学仏教文化研究所
ポスター
亀茲国の仏教石窟壁画の図像学

(講演録)亀茲国の仏教石窟壁画の図像学

檜山智美氏
当日の会場の様子

4月11日(月)龍谷大学世界仏教文化研究センター2016年度学術講演会“Can Women Attain Enlightenment through Vajrayāna Practices?(女性は金剛乗の修行で悟りを得られるか?)”

開催日時
2016年4月11日(月)17:00~18:30
開催場所
龍谷大学大宮学舎西黌2階大会議室
講演者

講演者:Dr. Yael Bentor (ヘブライ大学教授、Hebrew University of Jerusalem)

コメンテーター:スダン・シャキャ(種智院大学准教授)

ファシリテーター:若原雄昭(龍谷大学教授)

司会:亀山隆彦(龍谷大学世界仏教文化研究センター リサーチ・アシスタント)

 

スケジュール

17:00:開会挨拶

17:05:講師紹介

17:10:講演

18:00:コメント

18:10:フロアからの質疑

18:25:閉会挨拶

18:30:終了

 

※一般来聴歓迎

詳しくは、下記ポスターを御覧ください。

お問い合わせ:龍谷大学世界仏教文化研究センター

電話番号) 075-343-3812

主催
龍谷大学世界仏教文化研究センター
共催
龍谷学会
協力
龍谷大学アジア仏教文化研究センター(BARC)
ポスター
Dr. Yael Bentor講演会ポスター

2015年度 龍谷大学アジア仏教文化研究センター(BARC) 学術講演会「華厳経と毘盧遮那仏」

開催日時
2016年2月28日(日) 13:15~18:00
開催場所
龍谷大学深草学舎 和顔館B101(地下1階)
講演者

総合司会: 宮治 昭(龍谷大学文学部教授)

【プログラム】
13:15 開会の辞:楠 淳證(龍谷大学アジア仏教文化研究センター長、文学部教授)
13:20 趣旨説明・講師紹介:宮治 昭(龍谷大学文学部教授)
13:30 講演1:『華厳経』―ブッダとその世界― 大竹 晋(仏典翻訳家)
15:00 講演2:中国・韓国の盧舎那仏・毘盧遮那仏 朴 亨國(武蔵野美術大学教授)
16:30 講演3:龍門奉先寺洞盧舎那大仏をめぐって 肥田 路美(早稲田大学教授)
17:50 閉会の辞:入澤 崇(龍谷大学文学部長、文学部教授)
※一般来聴歓迎(無料・申込不要)
詳細は下記URLを御覧ください。
お問い合わせ先:
龍谷大学アジア仏教文化研究センター(BARC)
大宮学舎白亜館3階
075-343-3811(内線 5831)
主催
龍谷大学世界仏教文化研究センター アジア仏教文化研究センター

「龍谷大学世界仏教文化研究センター設立記念講演会」

開催日時
2015年7月23日(木) 13:00-17:00
開催場所
龍谷大学大宮学舎 東黌1階101教室
講演者

講師
・スダン・シャキャ氏(種智院大学 准教授)
・楠秀峰師(浄土真宗本願寺派 社会部長〈災害対策〉)
・ソナム・ワンディ・ブティヤ師(浄土真宗本願寺派 ネパール開教地開教事務所長)
・桂紹隆氏(広島大学 名誉教授)
コメンテーター
・加納和雄氏(高野山大学 准教授)
・スダン・シャキャ氏(種智院大学 准教授)

主催
龍谷大学世界仏教文化研究センター
共催
・浄土真宗本願寺派
・龍谷大学ボランティア・NPO活動センター
・龍谷大学仏教文化研究所
・龍谷大学アジア仏教文化研究センター
ポスター
「龍谷大学世界仏教文化研究センター設立記念講演会」

「龍谷大学世界仏教文化研究センター設立記念講演会」

ソナム・ワンディ・ブティヤ
聴衆の皆様

「洞察(インサイト)をそなえた多くの命(生命):過去から現在に至るアビダンマとテーラワーダ瞑想行の変容」

開催日時
2015年6月5日(金) 15:00-16:30
開催場所
龍谷大学大宮学舎 清和館3階ホール
講演者

Dr. Erik C. Braun (エリック・ブラウン博士),
Associate Professor, Oklahoma University (オクラホマ大学 准教授)

主催
龍谷大学仏教文化研究所
共催
龍谷大学世界仏教文化研究センター
後援
公益財団法人仏教伝道協会
ポスター
エリック・ブラウン博士学術講演会