上智大学グリーフケア研究所 特任教授
鎌 田 東 二 氏
上智大学グリーフケア研究所特任教授。NPO法人東 京自由大学理事長。 博士(文学)。
専門:宗教哲学、民俗学、日本思想史、比較文明学。石笛・横笛・法螺貝奏者。 神道ソングライター、フリーランス神主。
著作に『神界のフィールドワーク』『翁童論』『宗教と霊性』『霊 的人間』『場所の記憶』『聖地感覚』『歌と宗教』『世直しの思想』など。
本研究談話会は、龍谷大学仏教文化研究所 共同研究「仏教と聖地に関する総合的研究-聖なる表象とは何か-」(研究代表者:楠 淳證 教授)と世界仏教文化研究センターとの共催で開催致します。
13:30~14:00 Opening Remarks:
HAYASHI, Yukio(Faculty of Letters, Ryukoku University)
14:00~16:00 Presentations
Roles of Development Monks in Thai Society (in English)
Dr. Pinit Lapthananon (Chulalongkorn University Social Research Institute)
Development Monks in the Past: Phrakhru Phiphitprachanat (in Thai)
Mr. Seri Uppatham (Phiphitprachanat Foundation, Surin Province, Thailand)
Question-and-Answer session
16:00~16:15 Break
16:15~17:30 General Discussion Facilitator: HAYASHI, Yukio
※ 基調講演のみのご来聴でも結構です。お気軽にお越しください。
中沢新一先生、講演テーマ「レンマ学としての華厳」
河合俊雄先生、講演テーマ「ユング派心理療法と華厳経」
ディスカッションの様子(向かって右より唐澤太輔氏、野呂靖氏、中沢新一氏、河合俊雄氏、亀山隆彦氏)
会場の様子
(ポスター〔低画質〕)
13:00 ~ 13:10 挨拶:能仁 正顕 ( 龍谷大学世界仏教文化研究センター長)
13:10 ~ 13:40 発表 ① :唐澤 太輔「南方熊楠の生命観と華厳思想」
13:45 ~ 14:15 発表 ② :野呂 靖「明恵の<夢>と華厳思想」
14:20 ~ 14:50 発表 ③ :亀山 隆彦「マンダラと法界:東アジア密教における華厳思想の意義」
15:00 ~ 15:50 講演 ① :河合 俊雄「ユング派心理療法と華厳経」
16:00 ~ 16:50 講演 ② :中沢 新一「レンマ学としての華厳」
17:00 ~ 17:50 ディスカッション (中沢新一×河合俊雄×唐澤太輔×野呂靖×亀山隆彦)
17:50 ~ 18:00 謝辞
総合司会:金澤豊 ( 龍谷大学世界仏教文化研究センター博士研究員)
◎ 講演タイトル「レンマ学としての華厳」
1950年5月28日生
明治大学野生の科学研究所所長
東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了
思想家・人類学者
主著書・論文:『チベットのモーツァルト』(サントリー学芸賞)、『森のバロック』(読売文学賞)、『フィロソフィア・ヤポニカ』(伊藤整文学賞)、『アースダイバー』(桑原武夫学芸賞)、『カイエ・ソバージュ』シリーズ(第5巻『対称性人類学』で小林秀雄賞)、『熊楠の星の時間』(2016年講談社)など多数。これまでの研究業績が評価され2016年5月に第26回南方熊楠賞(人文の部)を授賞。
◎ 講演タイトル「ユング派心理療法と華厳経」
1957年9月30日生
京都大学こころの未来研究センター教授(副センター長) 、財団法人河合隼雄財団代表理事
博士(チューリッヒ大学)
臨床心理学者
主著書・論文:『概念の心理療法』(日本評論社)、『ユング―魂の現実性―』(講談社)、『心理臨床の理論』(岩波書店)、『村上春樹の「物語」夢テキストとして読み解く』(新潮社)、『ユング派心理療法』(ミネルヴァ書房)他多数。翻訳にC.G.ユングの『赤の書』(創元社)など。1993年にEgnér奨励賞を授賞。
◎ 発表タイトル「南方熊楠の生命観と華厳思想」
1978年5月23日生
龍谷大学世界仏教文化研究センター博士研究員、本会コーディネーター
博士(学術、早稲田大学)
倫理学、南方熊楠研究
主著書・論文:『南方熊楠の見た夢―パサージュに立つ者―』(勉誠出版)、『南方熊楠―日本人の可能性の極限―』(中公新書)、『「裏日本」文化ルネッサンス』(社会評論社、共著)。2008年「ひらめきと創造的活動のプロセス―南方熊楠の「やりあて」に関する考察を中心に―」で第5回中外日報社「涙骨賞」並びに早稲田大学小野梓記念学術賞を授賞。
◎ 発表タイトル「明恵の<夢>と華厳思想」
1979年1月28日生
龍谷大学文学部准教授
博士(文学、龍谷大学)
日本仏教、華厳学
主著書・論文:「明恵門下における『即身成仏義』解釈-高信撰『六大無碍義抄』上巻翻刻-」(『仏教学研究』62・63合併号)、「中世華厳教学における浄土義解釈」(『印仏研』56巻1号)、「存覚撰『歩船鈔』における聖道門理解-「華厳宗」項の検討を中心に-」(『真宗研究』55号)、「智積院新文庫蔵『華厳五教章』注釈書にみる中世後期の華厳学」(『印仏研』60・2号)、「自死対策における宗教者の役割」(『ケアとしての宗教』叢書宗教とソーシャル・キャピタル第3巻、共著、明石書店)、『明恵上人夢記訳注』(訳注執筆、夢記年表・明恵略年表編集、勉誠出版)
◎ 発表タイトル「マンダラと法界:東アジア密教における華厳思想の意義」
1979年7月31日生
龍谷大学非常勤講師/世界仏教文化研究センター リサーチ・アシスタント
博士(文学、龍谷大学)
仏教学、密教学
主著書・論文:「六大と赤白二渧 : 真言密教思想における胎生学的教説の意義」(『真宗文化 : 真宗文化研究所年報』26号)、「『駄都秘決鈔』の五蔵曼荼羅理解」(『仏教学研究』71号)、“‘Correct Awareness and Firm Belief’ (shinchi) in the Saigokanjo jogyo shin’yoho”(『印仏研』64・3号)、“Arising of Faith in the Human Body: The Significance of Embryological Discourses in Medieval Shingon Buddhist Tradition”(Pacific World: Third Series, vol.18)、『聖一派 中世禅籍叢刊第4巻』(『東寺印信等口決』翻刻・解題、臨川書店)、『聖一派 続 中世禅籍叢刊第11巻』(『菩提心論随文正決』巻3翻刻、全体校訂、臨川書店)
◎ 要予約
◎ お申し込みは、「お申し込みフォーム」に、① 氏名(フリガナ)、② 参加人数、③ E メールアドレス、④ 電話番号を入力の上、送信してください。
※ 送信ができた時点で予約完了です。
※ こちらからの予約完了メールはお送りしておりません。
※ 当日、受付にてお名前と人数をお知らせ下さい。
定員になり次第、締め切ります。
◎ お電話でのお申し込みは
龍谷大学世界仏教文化研究センターまで。(平日10~17 時、土日祝は休み)
2017年12月29日(金)~2018年1月8日(月)まで冬期休業中のため、お電話での受け付けができません。どうぞご了承下さい。
◎ ご不明な点やキャンセルは、世界仏教文化研究センターまでお電話でお問い合わせください。
〒 600-8268 京都市 下京区 七条通 大宮東入 大工町125-1 龍谷大学 大宮学舎 白亜館3F
龍谷大学世界仏教文化研究センター (075-343-3812)
※お申込みいただいた個人情報は、本会の運営以外の目的には使用いたしません。
交通アクセス
●JR東海道本線・近鉄京都線「京都」駅下車、北西へ徒歩約10分(市バス約3分)
●京阪本線「七条」駅下車、西へ徒歩約20分
●阪急京都本線「大宮」駅下車、南へ徒歩約20分(市バス約5分)
<Day1>
<Day2>
高画質ポスターは下(PDF)
<研究目的>
仏教にまつわる聖地は日本に多く存在します。例えば、高野山や比叡山、熊野三山などです。このような聖地は、一体どのようなプロセスで創出されたのでしょうか。本研究では、その「表象 representation」の過程を明らかにしていきます。聖地にまつわる「表象」において、夢告を欠くことはできません。特に祖師たちが聖地において夢告を得る話は非常に多く残っています。またそれが宗教的回心(原体験)になることも少なくありません。つまり、聖地と聖者(祖師)は密接に関連しているのです。古来、聖者は「神と通じる者 medium」としての役割を担うことがありました。例えば、彼ら彼女らは、夢を通じて神(仏)と出会っていたと思われます。そのような祖師像は、時に伝説として語られ、時に逸話として語られてきました。
人々は聖地でどのような夢を見たのでしょうか。そもそも、なぜ人は聖地に惹かれるのでしょうか。なぜ命を賭してまで向かうのでしょうか。本研究プロジェクトでは、聖地をめぐる人々の営為を通じて、人間存在の根本的在り方を探求します。
また、聖地は必ずしも常に聖地だったわけではありません。聖地も諸行無常であり、普遍性をもつものではありません。つまり聖地は古いものだけではなく新たに創出されるものでもあのです。本プロジェクトでは、仏教にまつわる古の聖地を研究し、人々が託した想いを知り、また悼むことによって生まれる聖地も考えつつ、多角的な視点から研究を行っていきます。
天野 信氏(仏教文化研究所客員研究員)
〈開会の辞〉
若原雄昭(龍谷大学・文学部・教授)
Dr. Dilip Kumar Barua (Professor, Department of Pali and Buddhsit Studies, University of Dhaka)
〈報告者・タイトル〉
Dr. Sikder Monoare Murshed (Professor, Department of Linguistics, University of Dhaka)
“The Impression of Rabindranath Tagore towards Japan and Buddhism”
Dr. Zeenat Huda (Professor, Department of Sociology, University of Dhaka)
“Rise of Religious Terrorism in Bangladesh: Causes and Consequence”
Dr. M Wahiduzzaman (Vice-Chancellor, Noakhali Science and Technology University)
“Penetration of Rohingya in Bangladesh: Potential Threat”
〈コメンテータ〉
高田峰夫(広島修道大学・人文学部・教授)
南出和余(桃山学院大学・国際教養学部・准教授)
〈閉会の辞〉
嵩 満也(龍谷大学・国際学部・教授)
【使用言語:英語】
【一般参加歓迎】
【連絡・問合せ先:舟橋健太(funahashi[at]ad.ryukoku.ac.jp) [at]に@を代入】
(資料等準備の関係上、ご参加される方は事前にご一報いただければ幸いです。)
詳細は、以下のサイトを御覧ください。
ワークショップは基本的に英語で行われ、日本語の使用は最小限になります。対象となるテキストは古文と近代日本語が中心であり、いくつか漢文と英語の資料も使用します。参加者には、事前に割り当てられた資料を読んでくることと、場合によってはその内容に関する英語のプレゼンテーションをすることが求められます。
本ワークショップを共催する3大学に所属している必要はなく、どなたでも御応募いただけますが、特に意欲ある大学院生を歓迎します。古文や近代日本語を読むことができ、仏教思想や文化に慣れ親しんでいる方、仏教に学問的関心を持ち、英語で議論に参加できる方であれば、国内外の大学院生を幅広く募集しています。