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Research Center for World Buddhist Cultures

世界仏教文化研究センター

センター長からのご挨拶

世界仏教文化研究センターとは

世界仏教文化研究センターセンター長 久松 英二

世界仏教文化研究センター
センター長 久松 英二

 龍谷大学は、建学の精神である「浄土真宗の精神」、すなわち「生きとし生けるもの全てを迷いから悟りに転換させたいという阿弥陀仏の誓願」を依りどころとし、その願いに生かされ、「真実の道を歩まれた親鸞聖人の生き方に学び、真実を求め、真実に生き、真実を顕かにすることのできる」人間教育を目指しています。

 この度設立した世界仏教文化研究センターは、この本学の特色ある建学の精神を研究面において具現化しようとするものです。

 歴史を回顧すると、1961(昭和36)年、文学部と短期大学部を擁した本学は、深草キャンパスでの新学部創設を端緒として、総合大学への歩みを始めました。その時、「仏教文化の総合的研究」を行い、また海外で活動する研究者との「国際的交流」を行うことにより、「日本における特色ある文化研究所」となることを目標に掲げ開設された研究所が仏教文化研究所でした。以来、五十有余年、所期の目的の達成に努め、大宮図書館が所蔵する仏教・歴史・文学などの諸分野にわたる貴重書や、いわゆる大谷探検隊が西域より将来した考古資料などを研究対象とした叢書類、各種仏典翻訳シリーズの刊行など数多の成果を公表し、あるいは学内外の碩学を招聘して公開講演会・研究会を開催して、その特色を遺憾なく発揮してまいりました。

 当センターでは先達諸氏が築いてくださった仏教文化研究所の伝統を継承するとともに、国際的研究交流をより一層推進し、加えて現代社会やそこに生きる人間が抱える諸問題に応える研究活動を積極的に展開します。

 グローバル化した時代、価値観が多様化した現代社会においては、何が真実なのかが分かりづらくなっています。こうした時代にふさわしい、世界に誇る仏教研究の拠点を築くべく、使命を果たしていく所存です。

世界仏教文化研究センター
センター長 久松 英二

センター設立の趣旨

龍谷大学世界仏教文化研究センターは、現代社会における切実な諸課題に応え得る国際的な仏教研究拠点の形成を目指し、2015年4月1日に設立されました。
「浄土真宗の精神」に基づき、社会への貢献という高等教育機関に与えられた重要な使命の一端を担っていきます。
特に、以下の目的を掲げ、研究を進めていきます。

1. 仏教の総合的学術研究

仏教の思想・歴史・文化に関する総合的学術研究を行います。そして、現代世界の諸課題・苦悩に応答する研究を推進することを目的とします。現代社会において求められている仏教研究の諸課題をターゲットとし、それぞれの研究対象にふさわしい方法論により研究することを目指します。

2.「人間・科学・宗教」の三領域の融合による学際的研究と新たな知の創出

「人間・科学・宗教」の三つの領域を融合することにより、21世紀における新たな知を創出していきます。また、国内外の研究者が対話・交流できる世界的な研究拠点を形成し、人間の苦悩や地球規模の危機に対して、仏教の知見から、解決への道筋を示すことを目指します。

3. 仏教研究の国際的プラットフォームの形成

海外の大学・研究機関と協力して、研究者・仏教者・宗教者との相互交流と対話を促進します。また、上述した総合的学術研究の成果を、ウェブサイトや出版物として、英語など諸外国語で発表・発信します。あわせて、情報コミュニケーション・テクノロジー(Information Communication Technology: ICT)を駆使して、世界の大学・研究機関とリアルタイムで結び、大学院並びに学部における教育にも有効に活用します。また、遺跡調査など海外研究機関からの協力要請に対し、迅速に対応できる体制を構築します。

4. 研究成果の学部及び大学院教育への還元

各教学主体におけるカリキュラムと有機的に連携し、学部・学科横断型プログラムの構築をも視野に入れることを目指します。さらに、学内のみならず、他大学との教育連携プログラムへ参画していきます。また、学内外の大学院生・研究生を対象に有期の公募研究員を募集し、研究費(奨学金)を支給し、その研究成果を逐次ワーキング・ペーパー(オンライン及び印刷媒体)等として公開することを目指します。

センター設立の歩み

世界仏教文化研究センターは、龍谷大学において長い歴史を有する仏教文化研究所の伝統を継承し、これから新たな一歩を踏み出します。