親鸞浄土教総合研究班 真宗学研究プロジェクト
【龍谷大学図書館所蔵の真宗古文献の翻刻・研究】
基礎研究部門
親鸞浄土教総合研究班
真宗学研究プロジェクト
Reproduction and Research on Old Manuscripts and Prints on Shin Buddhism Held in the Ryukoku University Library
2022年度~2024年度
研究代表者
嵩 満也(国際学部教授)
共同研究者
那須 英勝(文学部教授)
鍋島 直樹(文学部教授)
殿内 恒(文学部教授)
玉木 興慈(文学部教授)
井上 善幸(文学部教授)
高田 文英(文学部教授)
藤 能成(文学部教授)
武田 晋(文学部教授)
森田 敬史(文学部教授)
葛󠄀野 洋明(文学部教授)
内田 准心(文学部准教授)
内手 弘太(文学部准教授)
井上 見淳(社会学部教授)
能美 潤史(法学部准教授)
打本 弘祐(農学部准教授)
佐々木大悟(短期大学部准教授)
岩田 真美(大阪大谷大学教授)
塚本 一真(京都女子大学非常勤講師)
西村 慶哉(龍谷大学世界仏教文化研究センター博士研究員)
研究種別
共同研究
概要
龍谷大学図書館には、真宗関係の貴重な古文献が多数所蔵されており、それは他図書館に例をみない本学図書館の特徴である。それらの古文献は、主に大宮西黌書庫、写字台文庫、新写字台文庫、龍谷蔵等にわたって収蔵、保管されているが、貴重な文献であっても、いまだその資料的価値や思想内容に関する評価が、十分でないまま放置されている文献も少なくない。本プロジェクトは、それら龍谷大学図書館に所蔵される注目すべき未翻刻の真宗古文献を取り上げて、翻刻作業を行い、基礎的な文献研究を通してその内容を究明する。その作業を通して今後の真宗学研究の更なる進展に寄与することを目的とするものである。
今回、本プロジェクトでは特に玄智『考信録』を取り上げる。龍谷大学図書館を中心として複数の写本を蒐集し、それらを比較しつつ、重要な写本の翻刻を行う。それにより、真宗儀礼研究のみならず真宗学全体、そして隣接分野にも参照されるような研究の基礎資料を作成し、その特徴を明らかにする。
加えて、長年蓄積した本プロジェクトによる真宗古文献の研究成果をさらに活用するため、その成果を活かした真宗教義学・浄土教理史・真宗伝道学研究の新たな展開、そして、古典籍の研究に新たな視座を与えるような真宗教義学・浄土教理史・真宗伝道学研究の可能性を探っていく。