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地方(過疎地)寺院をフィールドとした、伝道方法・文化創生・地域共生の実践的研究

研究分野横断型研究プロジェクト
Practical study on propagation methods, cultural creation, and community coexistence through mainly temple activities on depopulated local area.
2023年度~2025年度

研究代表者

葛󠄀野 洋明(文学部教授)

共同研究者

西山 良慶(文学部講師)
赤井 智顕(相愛大学人文学部准教授)
楠  淳證(龍谷大学名誉教授)
遠山 信証(浄土真宗本願寺派総合研究所教団総合研究室研究助手)
長岡 岳澄(中央仏教学院学校教育部講師)
那須 公昭(浄土真宗本願寺派総合研究所教学伝道研究室研究員)
藤丸 智雄(武蔵野大学通信教育部非常勤講師)

研究種別

共同研究

概要

人口減少、高齢化社会へと推移し、各地方の過疎化が著しく、各地の特徴は等閑に付せられつつある。地方(過疎地)の仏教寺院は、その拠り処としている教法が、一人一人の根源的な苦悩に、究極的な解決を与える教法であるとして、伝道を主たる活動として実践してきた。それに伴い、その教法を基にした宗教的情操が涵養され、それぞれ特徴ある行事や文化が創生され熟成されてきた。さらに当該地域の文化ともなり、地方共生を促してきた。 

そこで、本研究は、過疎地の浄土真宗寺院を主たるフィールドとしつつ他宗派との協働連携も視野に入れ、具体的な伝道方法や寺院活動について調査・分析し、仏教文化の捉え直しや保全を行い、「新たな過疎地伝道論の構築」と「現代社会に相応した文化の創生」を目指す。また、その過程で明らかにすることができた知見や情報などを、学術的手法をもってアーカイブ化し、広く公開する。