龍谷大学大宮図書館所蔵近世勧化本選集の作成をめざす研究
基礎研究部門
古典籍資料研究プロジェクト
A Study Aiming at Compilation of Excerpts from Early Modern Sermons in the Omiya Library of Ryukoku University
2023年度~2025年度
研究代表者
和田 恭幸(文学部教授)
共同研究者
寺田 詩麻(文学部准教授)
内田 智子(文学部准教授)
余田 弘実(文学部教授)
千賀 由佳(法学部講師)
竹内 真彦(経済学部教授)
渡辺麻里子(大正大学教授)
木村 迪子(大阪大谷大学准教授)
万波 寿子(鶴見大学講師)
松金 直美(真宗大谷派教学研究所研究員・龍谷大学非常勤講師)
中本 茜(龍谷大学非常勤講師)
岩間 智昭(龍谷大学大学院博士課程)
浅野 久枝(龍谷大学世界仏教文化研究センター研究員)
研究種別
共同研究
概要
本研究は、本学の大宮図書館が所蔵する勧化本(談義本)を網羅的に調査し、正確な書誌解題(解説を含む)と本文の一部を研究者および識者一般に公開することを目的とする。研究成果の報告は、『善本叢書』をもってそれに当てる予定である。ただし、電子資料の利用が一般化する現今の研究状況に対応するため、編集方針については十分な議論を行う予定である。
書誌データ作成のための調査は、専任教員・非常勤講師(本研究のメンバーの内、国文学を専門とする研究者)が計画的に実施し、研究代表者が統括する。そして、本研究のメンバーによる研究会を開催し、『善本叢書』に収めるべき資料を選定していく。『善本叢書』の解説に相当する部分は、複数領域の研究者から助言・指導を受けることを主眼とする研究会を開催し、そこで得られた知見をもとに順次成文化していく。
如上の研究活動により、勧化本研究の基盤整備を行い、なおかつ古典的な伝道法(節談説教・絵解き)など)の継承に従事する伝道者等の利益に供すべき学術的情報源の充実につなげたい。