【報告】モンゴル・ウランバートル市内で開催された国際学術会議に参加
2023.11.15
世界仏教文化研究センター基礎研究部門「西域総合研究班」
モンゴル科学アカデミー考古研究所・ガンダンテグチェンリン寺学術文化研究所共催による国際学術会議「仏教と考古学」(第2回)で、基礎研究部門の「西域総合研究班」の村岡倫研究員と三谷真澄代表が口頭発表をおこなった。
2023年11月6日(月)、モンゴル科学アカデミー考古研究所とガンダンテグチェンリン寺学術文化研究所の主催による国際学術会議「仏教と考古学」(第2回)が開催された。世界仏教文化研究センターは「副たる共催者」として参画した。三谷代表は、兼務している古典籍・文化財デジタルアーカイブ研究センター長の立場で挨拶をおこなった。
村岡研究員は、「釈迦院遺跡の発掘調査とモンケハン時代の仏教について」と題して発表をおこなった。長期にわたる石碑碑文の共同研究(ビチェースプロジェクト)の研究成果や、13世紀の仏教遺跡である「釈迦院」の考古学的発見に基づき、その意義について報告した。
三谷代表は、「考古資料としての仏教写本〜デジタルアーカイブの現場から」と題して、DARCがかかわってきたデジタルアーカイブの概要やデジタルヒューマニティーズの成果としての「群際接続」の実例を紹介した。
会場は、ウランバートル市内で最古の仏教寺院であるガンダン寺の会議室で、同寺院内では、「仏教と考古学」に関するミニ展示会(11/6-12/6)も同時開催された。
【参照】Digital Archives Research Center (DARC)
https://darc.ryukoku.ac.jp/news/news-223/